DeNAは1日のヤクルト戦(横浜)に9―6で勝ち、今季最終戦で有終の美を飾った。今季で退任する三浦大輔監督(51)は5年間の通算成績が343勝342敗30分けに到達。球団史上3人目の〝勝率5割超え監督〟となった。最終戦セレモニーではポストシーズンを前に「熱いご声援をよろしくお願いします」と呼びかけたが、投手陣に不安が生じているのも確か。暗雲垂れ込める短期決戦をどう勝ち抜いていくのか。

 不安材料の最たる例が、8月21日以来40日ぶりに先発したトレバー・バウアー投手(34)だ。この日は本領を発揮できず、3回4安打3四球4失点で降板。助っ人右腕はこれまで「背中のけいれん」などを理由にファームで独自調整を続けていた。二軍の実戦では一度も投げておらず、登板予定だった9月24日のイースタン・リーグ楽天戦(横須賀)も当日「けん怠感などの体調不良」を訴えて突然登板を回避している。

 ところが、その一方で、バウアーが大相撲観戦やちゃんこ料理を楽しむ姿を女性代理人がSNSに投稿。調整はどうなっているのかと、関係者の間で物議を醸していた。

 先発から中継ぎに転向した藤浪晋太郎投手(31)も、直近2試合は制球が乱れて大荒れだった。救援初登板の先月28日の広島戦(マツダ)は2番手で登板し、1安打2四死球1暴投1失点で1死だけで降板。同30日のヤクルト戦(横浜)は1回2安打1四球1暴投2失点。課題である右打者の背中を抜ける暴投にはスタンドもどよめいた。

 救援陣は27日の巨人戦(横浜)でも、入江が押し出し四球2個、伊勢が5失点と勝ちパターンの2人が火ダルマ。今や安心して送り出せる投手はあまり残っていない。

 そうした投手陣の現状に、三浦監督の説明も今ひとつ歯切れが悪い。

「バウアーについては何も決まってません。CSに向けていろんな想定をしています。藤浪のことも含めて、いつも言っていることですが、チーム全体を考えて、いろんな想定をしてやっていく」

 こういう時、最も頼りになるはずのエース東は「上半身コンディション不良」で登録抹消されたまま。横須賀の練習施設でキャッチボールを再開したのは一歩前進だが、三浦監督の口調は重い。

「現段階では、キャッチボールができる段階まではきてる。そこは(報道陣が)見た通り。今後は確認しながら。それ以外のことは言わないです」

 11日からのCSファーストステージ(横浜)までにどれだけ投手陣を再整備できるか。番長最後の戦いはもうしばらく続く。