西武は27日のソフトバンク戦(ベルーナ)に1―4と敗れ、借金は今季最大12。2017年以来、8年ぶりに本拠地でホークスの胴上げを見せつけられる屈辱を味わった。
試合後、西口文也監督(53)は「ああいうシーンを見るのは面白くない。選手達も目の前で(胴上げを)見ることはなかなかないので、ああいう光景を見るとそういう気持ちになってくるのでは」とこの屈辱的経験を、個々のレベルアップの糧としてくれるよう望んだ。
先発・高橋光成投手(28)は味方が先制した直後の2回に野村勇の適時打で同点とされ、5回には1四球と長短4安打を集中されて3失点。5回9安打4失点で8敗目(8勝)、防御率は3・13となった。
「勢いのあるチームなので、全球種をうまく使いながらいこうと思いマウンドに上がりましたが、粘り切ることができませんでした。5回、ランナーを出した後に長打を打たれたことが全てだと思います」
こうこの日の失点場面を振り返った高橋は国内FA要件を満たした今季終了後に球団と話し合いの場を持ち、本人が望むポスティングシステムによるメジャー挑戦の扉が開かれる方向性となっている。
しかし、一方では0勝11敗に終わった昨年からの2年間で高橋に対するメジャー側の評価が大幅ダウン。代わりにその興味は同じチームメートの今井達也投手(27)に向けられている。
複数のメジャー関係者が「メジャー契約は代理人の腕次第。普通に考えてスプリット契約(メジャーとマイナーの二重契約)でのキャンプ招待が妥当なライン」と西武側が大きな対価を期待できない高橋の市場価値を語っている。
契約優先社会のアメリカでは最初に強い契約を勝ち取らなければ、なかなかチャンス自体が巡ってこない。たとえ開幕をマイナーで迎えても、役割が先発以外でも、泥水をすする覚悟で這い上がって行く気概はあるのか…。
数年前に思い描いていた状況とは違う高橋のメジャー挑戦は表明前から〝茨の道〟が想定されている。












