女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟こと上谷沙弥(28)の勢いが止まらない。
27日の後楽園大会ではSTRONG女子王者・AZMと2冠戦で激突。死闘の末にAZMを破った上谷が2冠王者となった。王座戦前日には、7月から3か月間金曜シーズンレギュラーとして出演したTBS系「ラヴィット!」の番組内で羽南とシングルマッチで対戦。女子プロレスとしては全日本女子プロレス以来23年ぶりに地上波でプロレスが生中継され、X(旧ツイッター)では「女子プロレス」「沙弥様」がトレンド入りし大きな反響を呼んだ。
番組後に取材に応じた上谷は「赤いベルト(ワールド王座)を巻いてから、ずっとプロレスを広めたいっていう思いを公言してきて実行してきた。その夢を『ラヴィット!』のおかげで実現することができてうれしいし、何百万人の人が今の女子プロレスを知ってくれたと思う。これをきっかけにまた女子プロレスが盛り上がっていくんじゃないかなって思う」と喜びを噛みしめた。
上谷は幼少期にダンスを始め、2009年の世界大会ではジュニア部門で世界第2位に。バイトAKBやEXILEのバックダンサーを経て、19年8月10日後楽園大会で渡辺桃相手にデビュー。23年3月には「V15」のワンダー王座最多連続防衛記録を樹立するなど輝かしい経歴を歩んできた。
だが、その一方で多くの挫折を味わってきた。「今までダンスやアイドルをやってきて『センターになりたい』とか『CDデビューしたい』とか夢はあったけど、挫折ばかりで一個もかなわなかった。プロレスラーになってベルトを巻くことも大きなことだけど、今回1番の大きな夢であるプロレスを広めるっていう夢が初めて現実した。こうやって口に出してきた夢でかなったのは、人生で今回が初めて」と目に涙を浮かべた。
2冠王者となった上谷の次の夢はスターダムで東京ドーム興行を行うこと。2本のベルトを掲げた上谷は「沙弥様がお前らを東京ドームまで連れて行ってやるよ!」と宣言。令和の極悪女王が新たな伝説を生み出す。













