女子プロレス「スターダム」のフューチャー王座戦(27日、東京・後楽園ホール)は、挑戦者のHANAKO(25)が、王者・妃南(18)を破り新王者に輝いた。

 2月に同王座を奪取してからV8戦を迎えた妃南に挑戦。自身の武器であるパワーファイトで王者を圧倒したHANAKOは、5分過ぎ中邑真輔から伝授された白鷺(スタンディング式肩固め)で絞り上げ短期決着を狙った。

 だが王者の牙城をなかなか崩せず苦戦。それでも妃南のマッドスプラッシュを剣山で阻止すると、白鷺の状態でぶん回し流れを奪う。さらにHANAKOはラリアートからのラストライドで豪快にマットに叩きつけた。最後はひめかから受け継いだJPコースターを炸裂し3カウントを奪った。

JPコースターを決めるHANAKO
JPコースターを決めるHANAKO

 デビューから3年以内にしか挑戦資格を与えられない同王座。HANAKOは2023年3月のデビューから2年半で2度挑戦するも戴冠することができず悔しい思いをしてきた。悲願のベルトを手にしたHANAKOは「妃南から勝ったぞ! このベルトはスターダムに入る前からめっちゃほしかった。何回挑戦してもあと一歩のところで負けてもうて、期限ギリギリになってもうた」とよろこびを噛みしめた。

 そして妃南に対し「妃南はめちゃくちゃ強いし、言葉も鋭くて前哨戦期間中、ちょっと心折れそうになったわ。でもな、絶対にあきらめたくなかった。このベルトを懸けて戦ってくれて、おおきに」と感謝を述べた。すると妃南から「HANAKOはデカイだけじゃなくて強かったよ。今日、そのベルトを通してHANAKOとこのリングで戦えて本当によかった。悔しいしけど、今日HANAKOのその生き生きした顔が見れてよかったよ。ありがとうございました」と笑顔を向けられ握手で健闘を称え合った。

 その後HANAKOと同日にデビューした同期のさくらあやから挑戦を表明されると快諾。10月5日に中国・広州で行われる新日本プロレスとの合同興行でV1戦を行うことを提案し王座戦が決定的になった。

 最後にHANAKOは「フューチャーチャンピオンになって、私は月山和香とのNEW BLOODタッグベルトも持ってる。私はスターダムの若手だけじゃなくて、プロレス界も引っ張っていく存在になる気満々やから、お前ら全員ついて来いよ!」と呼びかけリングを後にした。