全日本プロレス23日の立川大会で宮原健斗(36)が斉藤ジュン(38)を破り、2年7か月ぶり7度目の3冠ヘビー級王座戴冠を果たした。

 試合は序盤から激しいものとなった。場外戦にもつれると宮原は鉄柱、鉄柵に何度も叩きつけられてしまう。リングに戻ってからもタックルや長滞空式ブレーンバスターなどを受けて追い込まれた。だが、中盤にはエプロンでの攻防でパイルドライバーを決めるなど反撃。一方的な展開とはさせずに意地を見せた。

 その後は一進一退とするも、雪崩式チョークスラムを受けて再び大ピンチだ。しかし、すぐに立つとブラックアウト(ヒザ蹴り)を返すなど譲らなかった。その後、ダイイングライトで蹴りぬかれてKO寸前まで追い込まれるピンチもあったが、脅威のタフネスでカウント3だけは許さず。走り込んできたジュンにカウンターのブラックアウトを決めると、必殺のシャットダウンスープレックスを決めた。

斉藤ジュンにシャットダウンスープレックスを決める宮原健斗
斉藤ジュンにシャットダウンスープレックスを決める宮原健斗

 これで勝負あり…かと思われたが、まさかのカウント2で返される。だがその後、最後の粘りを見せるジュンを再びシャットダウンスープレックスで捕まえるとそのまま投げて3カウントを奪った。22分57秒の接戦を制し、王座返り咲きを果たした宮原は「プロレスファンよ、待たせたな! どうだ、この姿を見たかったんだろ? 改めまして、新3冠ヘビー級王者・宮原健斗だ!」と叫ぶ。

 その上で「俺は今日、この場所で誓おう。今日から、いや、俺が最高の男と言い出してからこの方、日本プロレス界の最高のエースは俺だ。そして俺が、3冠王者として何をするのか、教えてあげよう。日本を元気にすることだ」と自己陶酔しつつぶち上げる。さらに「この日本プロレス界の先頭に立ち、俺がこの日本プロレス界にあなた方が喜ぶ様な喜怒哀楽を提供してやるよ。ワクワク、ドキドキ、非日常をプロレスで味わいたいだろ? 非日常を味わいたいなら、俺を見とけばいいだろ」と話して歓声を浴びた。

 再び「日本プロレス界を3冠ヘビー級王者が先頭に立ち、最高のエースとして日本プロレスファンを満足させてやる」としてから、今度はV1戦について言及。10月22日の東京・後楽園ホール大会をその場所に指定すると「その日は全日本プロレスの誕生日だ。全日本プロレスは1972年10月22日に旗揚げし、来月53周年を迎える。そんな来月10月22日、後楽園ホールでやってやろうじゃねえか。相手は誰でもいいぜ。俺に勝てると思うならかかってこい」と相手を求めた。

 宮原に対峙するのは、はたして誰になるのか。勢いに乗るエースに注目だ。