ソフトバンクは21日のオリックス戦(みずほペイペイ)に1―2で惜敗して連敗。2位・日本ハムが勝利したため、優勝マジック「7」は変わらなかった。

 すでにシーズン勝ち越しを決めている相手に悔しい2日連続の1点差負けとなった。打線は背部痛発症で欠場となった周東を欠き、相手先発・佐藤の前に5回まで得点を奪えず。今季2度目の一軍登板となった左腕の前に初回、3回と2度の満塁機をつぶした。8回には岩崎から無死満塁の絶好機をつくったが、代わった山崎の前に栗原、牧原大、山川が倒れ無得点。最終回は一死二塁から痛恨の走塁死で試合終了となり、勝負の9連戦は連敗スタートとなった。

 まれに見る悔しい〝再演〟を受けた。山崎には前日20日の同戦でも全く同様の8回無死満塁の局面で完璧に封じ込まれていた。リベンジどころかVTRを見ているかのような屈辱的な完敗…。それでもチーム内からは「今の彼を打つことはなかなか難しい。敵ながらあっぱれ」と相手をたたえる声が上がった。

 9連戦はホームでオリックスとの4試合を戦った後、ビジターで5試合となっている。連戦前まで15勝3敗2分けと〝お得意さま〟にしていた相手に、圧倒的な勝率を誇るホームでの試合。前半4戦で勝ち星を積み重ねたいところだっただけに、連敗は重い。チーム内からは「今までがうまくいきすぎていた部分はある」と反動を気にかける声も漏れ聞こえてきた。

 小久保裕紀監督(53)の「そんなに簡単に勝たせてはもらえない」、王貞治球団会長(85)の「勝つというのはそんな簡単なことじゃない」という言葉からも、シーズンを勝ち切ることの難しさを痛感させられる連敗となった。

 残り10試合で日本ハムとは2・5ゲーム差。依然として有利な立場に変わりはない。4月中旬から故障離脱していた柳田が22日から一軍に合流予定だ。誰もが「流れが悪い」と感じ取った連敗から立ち直れるのか。