セ3位の巨人は18日のヤクルト戦(神宮)に0―5で零封負け。一夜にして借金生活に逆戻りし、2位・DeNAとは2ゲーム差に開いた。

 先発した2年目左腕・森田がプロ最短となる3回6安打4失点で降板となり、打線は3度の好機を生かせず、無得点のまま終わった。最下位チームを相手に痛恨の敗戦を喫した阿部慎之助監督(46)は「先発ピッチャーが厳しい状況だから、それ覚悟でいくしかない。何とか打って返すしかない」と攻撃陣に奮起を促した。

 敗れはしたものの4位・広島とは6差のままでCS出場圏内はキープしている。とはいえ、不安材料はある。その一つがチームトップの16本塁打をマークしているトレイ・キャベッジ外野手(28)だという。

「集中力がなく、アウトカウントを間違えているんじゃないかとか、いろんなことが考えられるけど、考えられないようなミスだった。あれで投打のリズムもだいぶ狂ったし、ひどいですね」(チームスタッフ)

 手厳しく指摘したのは前日17日の同戦で起きた凡ミスだ。初回の攻撃で一死から四球で出塁したが、次打者・泉口の左飛でなぜか二塁ベースも回る不可解走塁。結局、帰塁が間に合わず併殺となったばかりか、直後の中堅守備では右翼手の中山とお見合いし、先制点の献上につながった。

 短期決戦となるCSでは流れを引き寄せる一発や長打力も求められる一方、細かいミスは命取りとなる。気持ちの浮き沈みが激しいキャベッジの起用には慎重になる必要があるというわけだ。

「不動のセンターとして使えるのであれば悩む必要はないけど『今日はダメだな。(気分が)乗っていない日だな』と思ったら最初から使わないとか。それくらいした方がいいかもしれない」(同)。一発が魅力の助っ人砲はもろ刃の剣となりそうだ。