巨人の主砲・岡本和真内野手(29)が受けた頭部死球を巡り、ヤクルトのオスナ内野手(32)にG党が感謝の声を上げている。

 神宮球場が騒然となったのは、17日の試合だった。岡本は5回の第3打席で相手先発・奥川が投じた146キロ直球が顔面付近を襲い、慌ててよけた。しかし、ヘルメットのつばに当たり、岡本はマウンドで帽子を取って謝罪した奥川に表情を変えることなくジッと視線を向け、ただならぬ緊張が走った。

 奥川は危険球退場となったが、感情を押し殺した岡本の〝ガン見〟は珍しく、ファンの間では大きな話題となった。しかも、今年5月には左ヒジの靱帯損傷で長期離脱したとあって、一大事となりかねないプレーにSNSやネット上は一時荒れた状態となった。

 ところが、これには続きがあった。死球で出塁した岡本のもとに一塁手のオスナが歩み寄り、岡本のヘルメットを手に取ってどこに当たったかをチェック。かがみながら死球をよけるようなしぐさを繰り返し披露すると、主砲の表情にもすっかり笑顔が戻り、何度も白い歯をのぞかせた。

 オスナが岡本をフォローする動画が拡散されると、巨人ファンからも「一触即発の時に、こんな一塁手が居てくれると凄い助かる」「オスナ選手は紳士です」「笑顔に救われる」「オスナさん、ありがとうございます」「オスナはスポーツマンであり、人格者ですね」「こういう気配りできる選手、本当に頼もしいですね!」など称賛の声が相次いでいた。

脱帽して謝罪する奥川(左)とにらむ岡本
脱帽して謝罪する奥川(左)とにらむ岡本