巨人で監督も務めた野球評論家の堀内恒夫氏(77)が8日、自身のブログを通じて独走でセ・リーグ優勝を飾った阪神を祝福するとともに、CS制度のあり方について言及した。

 阪神は今季から指揮官に就任した藤川球児監督(45)の下、7日に2年ぶり7度目のVを達成。堀内氏は「今年は強かったし シーズン前から強いだろうと思っていた。強さの理由をザッとあげるとするならば怪我人が少ない。野手1~5番が固定されている。完投ピッチャーが4人いる。先発陣に完投能力があるからこそ総じて7回まで投げることができる」と絶賛。中でも救援右腕の石井の名前を挙げながら「彼だけじゃなくみんなしてすごいのよ。ピッチャーは与四球が少なくバッターは四球が多い。やたら初球を打ってくるチームとは違うね。ピッチャーがしっかりしているからこそ最小点で勝つことができる。1点差に強いからやたら点はいらないという余裕」と強みを並べ「いいチームに仕上がってるね。優勝、おめでとう」とねぎらった。

 9月7日のV決定は2リーグ制後の最速記録となった一方、現状で2位の巨人とは実に17ゲーム差。古巣は今後、3位以内のCS出場権を確保し、阪神が待つファイナルステージでのリベンジを目指すことになる。

 ただ、堀内氏はCSに関して「これについても一言言いたいね」と切り出し「本日付で2位の巨人が借金1 借金があって1位阪神とのゲーム差が17もある。最後までやらなきゃ数字は確定しないが 万が一、この成績でCSで勝ったとしても日本シリーズに行ったらいかんと思うよ。ぶっちぎりで優勝しても短期決戦はわからんからね」と持論を展開した。

 さらに「近年、あちらこちらから聞こえてはいたが いよいよCSを本気で見直すタイミングにきているんじゃないのかな。日本シリーズというのはあくまでもそのシーズンの優勝したチーム同士の戦いであってここまで『力の差』があるのに短期決戦でひっくり返すには無理があるだろうに。百歩譲って『日本一』という呼び方を考えないといかんだろう」と疑問を呈していた。