思わぬ難題が重くのしかかっている。阪神は7日に甲子園で投手指名練習を行い、8日からのDeNA3連戦(甲子園)に向けて村上頌樹投手(27)、才木浩人投手(27)、大竹耕太郎投手(30)が参加。ランメニューやキャッチボールなどで汗を流した。

 ここまで33試合を終え、20勝12敗1分けでヤクルトとゲーム差なしの首位に立つ。順調な滑り出しとなっているが、2リーグ制後初の連覇に向けて避けては通れない課題がある。昨シーズンはリーグ屈指の投手力を誇った虎投手陣だが、今季はここまで〝一発病〟が顕著となっている。

 チーム全体の30被本塁打はリーグワーストで、最少の広島(14本)とはすでに倍以上の差がついている。昨季はシーズン通して53被本塁打と驚異の数字をマークしたが、今シーズンは130本ペースと深刻な数字だ。

 前カードの中日戦でも、敗れた2試合(4、5日、バンテリン)はいずれも2被弾。一打で試合をひっくり返される怖さがあるだけでなく、自軍の反撃ムードをしぼませる危険をはらんでいる。

「左アキレス腱断裂」の影響で長期離脱となっている石井不在のリリーフ陣だけでなく、鉄壁だった先発陣も苦戦。Wエースの才木、村上もともに3本塁打を浴びている。チーム関係者も「投手王国と言われていただけに、ここまで被本塁打が増えるとは思っていなかった。制球だったりの問題はありますが、才木のフォークはキレがあって打てないと感じるし、村上の球も悪くない。対策はされていると感じますね」と明かす。

 ここからセ5球団との対戦が一巡し、26日の日本ハム戦(甲子園)を皮切りに交流戦もスタートする。4年ぶりの交流戦勝ち越しに向けても、本塁打で流れを失わない投球は必須。強打者がそろうパ打線との激突を前に〝一発対策〟は、猛虎投手陣にとって避けては通れない重要なテーマとなりそうだ。