エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウト外野手(34)が再び〝渦中の男〟と化している。

 6日(日本時間7日)の本拠地ロサンゼルスでのホワイトソックス戦に「2番・中堅」で先発出場したトラウトは、5打数1安打1打点で8―2の勝利に貢献した。今季はここまで11本塁打を放ち、ア・リーグの上位でキング争いを演じるなど好調だ。一方でチームは借金8と低迷。そのため、米メディアではトレードによる上位球団への移籍報道がヒートアップし、ドジャースで大谷翔平投手(31)と〝再合体〟する可能性も報じられた。

 そうした中、エンゼルス専門メディア「Halo Hangout」は高額年俸と年齢、健康不安、さらに球団への皮肉も交えた〝4要素〟を突きつけて否定した。

「何よりも、まずトラウトのトレードに関するあらゆる臆測が彼の契約を無視している。彼は2030年シーズンまで1億8500万ドル(約289億円)以上の契約が残っている。過去数年間のトレード事例を見ても、球団がこれほどの巨額を引き受けることはめったにない。トラウトが5歳若かったり、健康面に懸念がなければ、彼の契約を引き受ける理由もあったかもしれない。しかし、現時点で他球団のフロントがそれに応じることは考えにくい」

 さらに、球団フロントの〝体質〟も疑問視し、戦略的にトラウトのような大物選手を動かすわけがないといい「エンゼルスがトラウトの年俸を省くことができれば、(GMの)ミナシアン率いるフロント陣の運営の幅は大きく広がるはずだ。だが、理論上の話にすぎない。これもまたエンゼルスの現実とは合致しない。昨オフ、アンソニー・レンドンの契約を見直したことで財政的な柔軟性を高めたが、彼らが突然大金を使うようになったわけではない」とぶった斬った。

 つまりはトラウトの契約が満了する4年後まで事態が進展することはないとの見立てだ。同メディアは「良くも悪くも、エンゼルスはトラウトを抱え続けることになるだろう。その現実から逃れる術はない」と断定。トラウトが輝きを放ち、チームが成績不振に陥るほど周囲は今後も色めき立つとみられるが――。