陸上の世界選手権3日目(15日、東京・国立競技場)、女子100メートル障害の福部真子(日本建設工業)が大粒の涙を流した。
24年パリ五輪は準決勝進出を果たし、次なる目標をアジア記録(12秒44)の更新に設定したが、同年12月に頸部リンパ節に良性の炎症が起きて発熱などが生じる菊池病を発症したと公表。満足に練習できない日々が続き、この日のレース前も同様の症状に悩まされたという。
「頭痛がひどくて、昨日の夜もロキソニンを飲んで寝るような感じだった」。高熱が出なかったことが救いだったものの、13秒06で1組7着に沈み「最悪なレースだったなと思う」と唇をかんだ。
それでも「菊池病になった時は、もう終わりかなと思っていた。代表のユニホームも着られないのかなと思っていたときもあった」と神妙に振り返った上で「またこうして日本のみなさんに応援してもらえる姿は想像できていなかった。準決勝に進めたことも大きな価値。タイムは悪かったがよく頑張ったなと自分を褒めてあげたい」と声を震わせた。













