今オフに向け、ドジャースがカブスのカイル・タッカー外野手(28)の獲得へ動き出している――。
米スポーツ専門局「ESPN」や米全国紙「USAトゥデー」の敏腕記者として名高いボブ・ナイチンゲール氏、専門サイト「ドジャース・ネーション」など複数の有力筋による発信に続き、インド有力紙「タイム・オブ・インディア」(米国版)も同趣旨の報道を重ね、MLB内外に波紋が広がっている。
論点は以下の2つ。①外野の厚みと中軸打線の上積み、②ドジャースの正三塁手マックス・マンシー内野手(35)の去就だ。これまでの各メディアの報道を総合すると、ドジャースはマンシーの来季1000万ドルのクラブオプション見送りを含め柔軟性を確保し、タッカーの獲得に舵を切る可能性があるという。
オールスター3度選出のタッカーは今季2割7分、22本塁打、73打点、25盗塁(現地時間9月10日現在)とバランス型の攻撃力が武器。大谷翔平投手(31)、ムーキー・ベッツ内野手(32)、フレディ・フリーマン内野手(35)、ウィル・スミス捕手(30)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)らに連なる中軸の一角を担えば、投手戦でも一発、接戦でも機動力で崩す二段構えのツープラトン攻撃打線が完成する。
守備では右翼・中堅で指標が安定しており、ポジションのやり繰りにもメドが立つ。一方、マンシーは〝視力トラブル〟から復活の兆しを見せており、打率こそ2割5分2厘ながら17本塁打、64打点、OPSも・0862と一定の成績をマークしている。にもかかわらず放出論が浮上するのは、編成の若返りと長期競争力の両立を急ぐ「西海岸の帝国」ならではの非情さゆえだ。
もちろん実現には見返りとなる有望株の放出やぜいたく税の支払いリスクも考慮した上での年俸バランス、タッカー側の大型契約見通しなど不確定要素が山積している。だがタッカー獲得説がここまで連鎖するのは、ポストシーズン常連のドジャースが既に来季以降の最適解を探り始めている証左と言える。
大谷を軸にした超重量打線の最終ピースは、シカゴからやって来るのか。ファンもMLB関係者も、ドジャースの「冬の一手」から目が離せない状況となっている。












