黒星にも収穫あり。バレーボール男子の世界選手権(12日開幕、フィリピン・マニラ)に向けた壮行試合が6日、千葉・ららアリーナ東京ベイで行われ、世界ランキング5位の日本は同2位のイタリアに2―3で競り負けた。
2024年パリ五輪の準々決勝で敗れた難敵に対し、第1セットは25―23で先取。第2、3セットはイタリアに取られるも、メンバーを大きく入れ替えた第4セットは日本が25―21で奪取した。最終第5セットはイタリアに屈したものの、高橋藍(サントリー)は「結果も大事だが、セットごとに見ると1セット目は日本の良さというか、粘り強いバレーボールだった。セットを取り切れる形は見えたのではないかと思う」と前向きにとらえた。
他選手もイタリアとの戦いを通じ、手応えをつかんでいる。第4セットから出場した富田将馬(大阪B)は強烈なスパイクやブロックで得点を量産。「4セット目を取れたのも、メンバーが変わってもセットが取れるということは(イタリアと)大差はないと思っている。1、2、3セット目とガラッと変わっても同じバレーをできることは、とても今の日本が強くなってきたと感じる」と自信をのぞかせた。
日本が見据えるのは、あくまでも世界選手権の表彰台。壮行試合は、チームの課題を見つける貴重な機会でもある。高橋は「2セット目はさらに攻めたスパイク、リスクを取ってスパイクを打った。得点を取りに行く場面で冷静さが欠けたり、ミスを出してしまったりと崩れてしまっていた部分はあったけど、非常に課題とする部分なので、まだまだ強くなれる要素でもある」。本番の舞台に向け、さらなる進化を遂げられるか。












