天下分け目の決戦だ。ドジャースはナ・リーグ西地区の最大のライバル・パドレスと、22日(日本時間23日)から敵地サンディエゴで今季最後の直接対決に臨む。大谷翔平投手(31)が1日の休養を挟んで迎える首位攻防3連戦はどうなるのか。前回の対戦ではドジャースが3連勝を飾ったが、パドレスの〝暴れん坊〟による「スルー事件」も取りざたされ、不穏な空気も漂っている。
大谷は20日(同21日)のロッキーズ戦で登板中に打球が右太ももを直撃。登板翌日となった21日(同22日)はもともと休養日に設定され、予定通り回復に努めた。
そして、24日(同25日)までは、わずか1ゲーム差のパドレスと今季最後の直接対決。3連戦が終わった後も31試合を残すものの、地区優勝の行方を左右する重要な対戦となる。
前回15日(同16日)から本拠地で行われた3連戦はドジャースがスイープ。6月の対戦時のように死球が乱れ飛び、大乱闘寸前になることもなかったが、今回は予断を許さなさそうだ。パドレスの中心選手で誰よりもドジャースへの敵意をむき出しにするマニー・マチャド内野手(33)が、不気味なまでの〝怒りの沈黙〟を貫いていたというのだ。
それを伝えたのがパドレスの地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」。ケビン・エーシー記者は「マチャドはサンディエゴに帰る車を待たせ、クラブハウスを出る際にコメントを拒否した」と報じていた。理由は明らかにされていないが、マチャドは宿敵相手の3連戦で12打数1安打。サッパリだった上にチームも3タテを食らい、地元紙も相手にせず帰ってしまったという。
これがあらゆる方向で海外メディアの反発を誘った。通常は国防や科学技術などを専門に報じる「SSB Crack」も、なぜか「マチャドの沈黙が論争と批判を招いた」と報道。「パドレスの歴史でキャプテンの称号を持ったのはデーブ・ウィンフィールドとギャリー・テンプルトンの2人だけ。このポジションは大きな責任を伴う。キャプテンは困難な局面でも伝統的にチーム、ロッカールームの気持ちを代弁できる存在」と説明した上で「マチャドは正式なキャプテンではないが、精神的支柱の役割を担っている」と資質を疑問視した。
さらに、スペイン語のポルトガル誌「Semana」には「スター選手の低調なパフォーマンスはファンの不満を募らせた。この重要なシリーズでチームをけん引する姿を期待していたからだ。コメントを拒否したのは、期待を大きく下回るパフォーマンスをしたためだ」と断罪されていた。
それだけ「ドジャースvsパドレス」はファンも各国メディアも熱くなる屈指の好カード。「マチャドがこのまま黙っているわけがない」と話すMLB関係者も少なくない。最後の直接対決を前に、マチャドは20日(同21日)にダルビッシュの助言を受けて7月29日(同30日)以来、22日ぶりの一発を放ち、前戦21日(同22日)は2安打3打点と調子を上げてきた。
かつてドジャースに所属した暴れん坊が、たまりまくったうっぷんを大爆発させるのか…。連覇を目指す大谷にとっても〝関ケ原合戦〟となりそうだ。












