何とかAクラスに望みをつないだ。セ4位の広島は21日のDeNA戦(横浜)に5―2で快勝。先発した高が7回3安打2失点と好投すれば、打線は助っ人コンビが大暴れした。

 エレフリス・モンテロ内野手(27)が6月28日以来となる4番に座ると、4回の先制9号2ランを含む2安打3打点。7回には2番のサンドロ・ファビアン外野手(27)が15号2ランを放ち、2人で全5打点を叩き出した。助っ人たちの大活躍に、モンテロが「最高の結果になった。これからもっと打てるように頑張るよ」と言えば、ファビアンも「チームが勝ってうれしい。とにかく自分のできることやるだけ」と胸を張った。

 これで8月の17試合でモンテロが6本塁打、ファビアンも4本塁打とすっかり〝量産モード〟。これにはしっかりとした要因もある。

 前半戦まで2人はホームやビジターを問わず、試合前の練習で室内練習場に足を運び、打撃マシンを相手に四方を防球ネットで囲まれた「鳥かご」の中で調整することをルーティンとしてきた。他の日本選手と同様に屋外のグラウンドで打つことはまれで「センターを中心に打ち返すようにタイミングを取る」ことを目的としてきた。

 しかし、球宴明けの後半戦からは球場を問わず、グラウンドの打撃ケージに入り、打球を広角に飛ばす機会を増やしていた。2人をサポートするフェリシアーノ通訳は、その意図をこう説明した。

「2人とも室内でセンター返しをライナーで打つことが基本だけど、そこに角度を加えるため。外で打つことで、強い打球はもちろん、どれぐらいの角度の打球になるか。外で(打撃練習を)やる時は、2人ともそこを意識している」

 新井監督も「本当にいい仕事をしてくれている」とニッコリで、2人のおかげでチーム本塁打は昨季の52発を上回る59発となった。残り33試合。2人の打棒は逆転Aクラス入りへの生命線となりそうだ。