第107回全国高校野球選手権大会の第11日(16日)の第4試合に登場した創成館(長崎)は関東第一(東東京)に1―4で敗れ、初めての夏ベスト8とはならなかった。

 勝負所で決め切れなかった。1点を追う6回、相手左腕・坂本(3年)の代わりばなを先頭の山下(3年)がとらえて中前打。同点の走者の出塁で流れが傾くかに思われた。しかし、桜井(3年)の犠打は坂本の好守にも阻まれて併殺に。反撃の芽を摘まれた。

 8回にも一死一塁から犠打が失敗し走者を送り切れなかった。試合後、稙田監督は「(ロースコアの)想定通りの展開にはなった。バントはテーマだったが、最後の最後にミスが出た。ミスが出たらウチは負ける」とポツリ。ここまで体現してきた「守り勝つ野球」を遂行しきれなかった。

 エース・森下翔太投手(3年)はストライク先行で8回まで2失点の粘投。しかし、9回に高めの球をスクイズを決められ、重たい追加点を奪われた。右腕は8回1/3を11安打4失点(自責3)で降板。マウンドを譲る結果となり「最後まで投げ切れず悔しい」と唇を噛んだ。それでもマウンドを降りる際には三塁側アルプスから大きな拍手が起こり、「拍手はうれしかったです」と語った。

 今後は大学に進学する予定。「いずれはプロの世界でやりたい」と目標を掲げた。