中日・中田翔内野手(36)が15日にバンテリンドームで会見を行い、今季限りでの現役引退を発表した。昨年から腰痛に苦しんできた中田は「自分自身が満足いくスイングができない、思い通りに体が動かないと感じてきた中で、これ以上チームに迷惑をかけられないというのもあって、決断を下しました」と引退の理由を説明。「悔いを一つ挙げるとすれば、ドラゴンズに対して全く貢献できなかった。ファンの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいですし、自分自身悔しい気持ちです」と語った。
腰の状態は今も思わしくない。それでも「チームとしてAクラスを勝ち取るために、死に物狂いで頑張っている。自分もユニホームを着ている限りは、がむしゃらにやりたい。もう一度野球を大好きになって、ユニホームを脱ぎたいという気持ちは強いので、若い子たちと汗を流して、すがすがしい気持ちで終われたらと思います」とシーズン最後まで全力を尽くすつもり。今後は二軍で調整する予定だが、9月17~21日のホーム5連戦の間に引退試合が行われることになりそうだ。
そんな中田には球団内から「球界を代表する選手。チームに帯同して、各球団にお別れのあいさつをしてもらってもいいのでは」という声も出ている。「2022年に(福留)孝介(氏=48)が引退する時も(一軍登録しないまま)チームに帯同して、各球団の関係者に(引退の)あいさつをしていた」(球団関係者)という前例もあるだけに中田にも引退前の〝お別れロード〟を用意する可能性もある。
中日は15日のDeNA戦(バンテリン)に3―4で敗れたが、それでも3位・DeNAとはまだ3ゲーム差。シーズン最後までクライマックスシリーズ(CS)進出をかけた激しい戦いが続きそうな状況になっている。
ペナントレース終盤で日本一1回、リーグV3回の経験を持つ中田がチームに帯同すれば、CS争いの経験がない中日ナインにとって頼りになるはず。ひょっとすると中田が、中日にとって13年ぶりCS出場のキーパーソンとなるかもしれない。












