巨人が15日の阪神戦(東京ドーム)に6―5で競り勝った。4点差を追う6回から打線が奮起。坂本勇人内野手(36)の代打3号3ラン&中山礼都内野手(23)の代打3号同点2ランとW代打弾で試合を動かすと、9回に最後はキャベッジが勝ち越し犠飛を放ち、試合を決めた。

 投打で粘り強さを見せた。先発・山崎が4回4失点で早期降板となったが、4点を追う6回日一、三塁で代打・坂本が相手先発・伊藤将から値千金の3ランを放って1点差に詰め寄ると、3―5の7回には代打・中山が阪神の3番手ハートウィグからの2ランで試合を振り出しに戻すことに成功。一気に流れをつかみ、最後は5―5の8回一死二、三塁からキャベッジが犠飛を放ち、喉から手が出るほど欲しかった勝ち越し点を奪った。

 救援陣も計5人の継投策でリードを守り続けると、9回のマウンドにはマルティネスが登板し三者凡退に抑え、右腕は通算200セーブを達成した。

 阿部慎之助監督(46)は「最後までみんな諦めずにやってくれた結果だと思います」と投打の粘りを絶賛し「(坂本は)まだまだチャンスあるよって、そういうのを示してくれた一発だったんじゃないかなと思います。(中山は)もうね、最高の結果になったんで、それで勝ったようなものなので、素晴らしい本塁打でしたね」と打のヒーローたちの一発に思わずうなった。

 チームに追い風も吹き始めた。長期離脱中となっていた主砲・岡本について指揮官は「明日から(4番・三塁で)出てもらいます」と16日からの一軍復帰即スタメン起用を明言。同試合は故・長嶋茂雄終身名誉監督の追悼試合が行われることもあり「とにかくね、素晴らしい試合にしなくちゃいけないですし、何とか勝って、天国で笑ってもらえるように必死になってやります」と連勝を誓った。