セ2位の巨人は17日のヤクルト戦(神宮)で2―3と逆転負け。勝率5割復帰を逃した。

 2回に丸の適時打で先制し、同点後の6回には中山の2号ソロで再び勝ち越しに成功。だが、いずれも直後のイニング裏に同点を許す展開となり、8回には代打・宮本にV打を決められるなど歯がゆい内容に終わった。

 この日は野球日本代表・侍ジャパンの井端弘和監督(50)が視察に訪れ、来年3月開催の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバー選考について言及。5月に左肘の靭帯損傷で長期離脱中の巨人・岡本和真内野手(29)に関し「力ある選手ですし、来年の3月(開催)というところではベストに来れるか来れないかだけだと思う。その辺のケガっていうのは、そこまで気にしていない」と熱いまなざしを向けた。

 G主砲は全治3か月程度とされており、8月末から9月上旬の実戦復帰が見込まれている。今月末の打撃練習再開を目指し、今も懸命にリハビリ中だ。阪神に首位快走を許す現状もあってチーム内からは「和真は大きな戦力。誰もが『早く戻ってこい』と待ち望んでいる」などと前のめりになりながら一刻も早い復帰を望む声が噴出しているが、その一方で一部では「待った」をかける慎重論も出始めている。

 あるチーム関係者は岡本の状態について「左腕は順調に回復してきてはいる」と指摘。しかしながら今後本格的に再開予定の打撃練習において「バットを振り終えた動作で左腕に痛みや違和感があれば、復帰は難しい」とも忠告した。その上で「まだ焦る段階ではないが、これが今後の『課題』となるだろう」とし、主砲復帰に向けて楽観ムードが漂うチームに〝異論〟を示した格好だ。

 復帰に向けての関門をクリアし、G不動の4番が一軍のひのき舞台へ舞い戻る日はいつになるのか。背番号25はジャイアンツの再浮上、そして次のWBCを戦う侍ジャパンのキャスチングボートも握っている。