劇的な幕切れとなった。オリックスは1日、日本ハム戦(京セラ)で4―2と逆転サヨナラ勝ちし、3連勝を飾った。1点を返した直後の9回一死二、三塁から頓宮裕真捕手(28)が9号逆転サヨナラ3ランを左翼スタンドへたたき込んだ。

 0―2のまま完封ペースで9回のマウンドに立った相手先発・加藤貴之投手(33)に対し、先頭の宗、ディアスが連打で出塁。好機をつくると、続く杉本も左翼へ適時打を放って1点を返し、一気の3連打で流れをたぐり寄せた。そして西野が犠打をきっちりと決めて一死二、三塁としたところで、今年の球宴MVP男・頓宮が初球の内角直球をとらえ、ひと振りで試合を決めた。

 手荒な祝福を受けた頓宮は試合後のヒーローインタビューで、9回の打席について「皆がつないでくれたので、僕もつなぐ気持ちでいった。(逆転サヨナラ弾は)気持ちいいなと思います」と満面の笑み。

 試合後の岸田護監督(44)も9回の逆転サヨナラ劇に「すごいなと思った」と口にすると「皆が一気に行けるというところが、一致団結できているということ」と続けた。

 一方、完封勝利目前で手痛い星を落とした日本ハム先発の加藤らファイターズナイン、新庄剛志監督(53)を含めた三塁側ベンチの面々はさすがに呆然。これで2位・日本ハムは2連敗で首位・ソフトバンクとのゲーム差が1に広がり、3位・オリックスにも5・5ゲーム差に縮められた。