女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に所属する吏南(18)が団体の歴史を変える。

 吏南は4日の若手主体興行「NEW BLOOD(NB)」板橋大会で儛島エマとの試合中に負傷。試合後に救急搬送され、約3週間の欠場を強いられた。

 復帰戦となった真夏の祭典「5★STAR GP」レッドスターズBブロック開幕戦(27日、大田区)では梨杏を下し、好スタートを切った。負傷当時を振り返った吏南は「エマが上から降ってくる時まで覚えてるけど、受け身を取ってから救急車まで全く記憶がなくて。情けないっていう思いが一番強かった。今までチャンピオンとしてNBを引っ張ってきた思いもあったし、1回NBを卒業するって言った私がケガしてしまって。しかも相手がまだ初勝利もしてないエマだったから、責任は感じた」と明かす。

 試合中に負傷したことで再びリングに上がることに少し恐怖心もあったという。「正直、試合するのが怖かった。また試合中に失神して、救急車で運ばれてたらどうしようっていうのはあったからしっかり安静にしてた」と本音を吐露した。

 トラウマを乗り越え、憧れていた真夏の祭典に初出場がかなった。「2013年から5★STARを見始めて、これまで学業を優先するために出られなくてずっと悔しかった。12年間、夢見てた舞台だったから、プロレスを続けてきてよかったなって」と目を細める。

 最年少優勝記録は、2023年度の鈴季すずで21歳。この記録を塗り替えることが目標で「女子プロレス界で一番の団体を18歳の私が優勝したら面白くない? それこそSareeeが言う本物ってこういうことだと思う。優勝して私が面白い景色を見せていくよ」と不敵な笑みを浮かべた。