新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」22日の仙台大会のAブロック公式戦で、辻陽太(31)が上村優也(30)とのライバル対決を制し、2勝目を挙げた。

 ヤングライオン時代から数々の激闘を繰り広げた同期の両雄にとって、仙台は因縁の地だ。昨年のG1公式戦では上村が勝利を収めるも、右腕を負傷。「上腕三頭筋断裂」で長期欠場を余儀なくされた。

 さまざまなドラマを含んだ2人の公式戦は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。ジーンブラスターにカウンターのエルボーを合わせられた辻は、カンヌキスープレックスを阻止してジャンピングニーを叩き込む。しかし、ジャーマンスープレックス、ドラゴンスープレックスを浴びて再び劣勢に陥ると、ダイビングボディープレスを決められてしまった。

 それでも辻は3カウントだけは許さず、ダイビングボディーアタックをジーンブラスターで迎撃。正調ジーンブラスターをフランケンシュタイナーで切り返されながらも、カウント2で返した直後にジーンブラスターをさく裂させて激闘に終止符を打った。

上村優也(右)にジーンブラスターを決める辻陽太
上村優也(右)にジーンブラスターを決める辻陽太

 試合後のリング上で辻は「このG1は今までのG1とは違う。新日本プロレスが新しい時代を迎えて最初のG1だ。俺以外の誰が優勝するっていうんだよ。覚悟はいいか! このG1は、俺が取る」と堂々の優勝宣言。

 バックステージでは上村に対し「新日本を背負う人間として、他の人のスタイルをどうこう、あまり口を出さない方がいいんじゃないか? スタイルの違いは人それぞれあるさ。でも、その相手のスタイルを受け入れた上で、相手に勝つ。それが本来のストロングスタイルじゃないのか? お前がそれに気付くまでは、俺に勝つことはねえぞ」とメッセージを送っていた。