女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王者・林下詩美(26)とノアのGHC女子王者・彩羽匠(32)の2冠戦(16日、後楽園)は両者KOドローに終わり、それぞれがベルト防衛となった。詩美がどうしても王座を守り、GHC女子王座を奪取したかった真意を告白。完全決着へ闘志を燃やした。
まさに女子プロレス史に残る死闘だった。試合時間が40分を過ぎても両者の勢いは止まらず。詩美がトーチャーラックボムを発射すると、彩羽もランニングスリーを敢行。残り時間が10分を切ると、2人が意地のジャーマン合戦を繰り広げ会場は騒然とした。最後は張り手が相打ちになり両者ダウン。そのまま起き上がれず両者KOとなり、56分15秒で試合終了のゴングが鳴った。試合後に詩美は「勝てなかった…。動けなかった自分にもめちゃくちゃ悔しい。ここで終わらせたりしない。絶対この決着はどこかでつける」と宣戦布告した。
詩美がここまでして王座を守り、GHC女子王座を獲得したかったのは彩羽への思いはもちろんだが、マリーゴールドを思ってのことだった。「ここまで1年間団体としてうまくいくことばかりではなかったし、技の失敗動画もSNSで拡散されてマイナスな意見を見ることも多かった。それに後楽園もなかなか満杯にならなくて、チャンピオンとしてふがいない気持ちがあった」と振り返った。だからこそ負けるわけにはいかなかったとした上で「GHCを巻けばノアの本戦にも参戦して、マリーゴールドのいいところとか熱い試合をしていることを広めてここまでの印象を変えられると思った」と明かし悔しい表情を浮かべた。
だが、詩美の闘志の炎は消えていない。8月2日のエディオンアリーナ大阪第二競技場大会で開幕するシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」を2連覇し、再び彩羽との2冠戦を熱望する。「次は絶対に勝って彩羽匠からGHCも何もかも奪ってやる。なのでリーグ戦を誰よりも盛り上げて、優勝してもう1度GHCのベルトに挑戦する。今度は時間無制限で完全決着をつけましょうよ」と呼びかけた。
女子プロレス界の逸材が、〝リベンジ〟に燃えている。












