【ジョージア州アトランタ14日(日本時間15日)発】ドジャースの大谷翔平投手(31)がオールスター戦恒例の前日会見に出席し、日米メディアの取材に応じた。投手への思いを明かし、出場を期待されながらも辞退したホームランダービーについて「飛距離にフォーカスしてもいいかな」と独自提言。今年4月に誕生した長女について「家に帰って顔を見るだけでうれしい」と語った。注目のレッドカーペットは真美子夫人と歩くと明かした――。

 今年も主役は大谷だった。オールスター戦のファン投票でナ・リーグ最多の396万7668票を得て、5年連続5度目の選出を果たし、この日、ナ・リーグの「1番・DH」で先発出場することが発表された。会見スペースには報道陣が殺到し、一時は“追い出される”騒ぎになった。

 昨年は3回に球宴初本塁打となる先制3ランを放ったが、MVPは勝ち越し2ランを放ったデュラン(レッドソックス)にさらわれた。

「もちろんホームラン含めてヒット打てればうれしいですし。ただ、素晴らしい投手たちがもちろん相手なので、まずは自分のスイングっていうのを打席の中で見せれればいいなと思います」

 ファンは2021年以来、2度目のホームランダービーの出場を期待したが、現行ルールでは「いまのところチャンスはないかな」と辞退した。どういうルールなら出場可能か問われると「僕が決めることではない」と前置きしてこう答えた。

「球数もちろん制限ある、スイング数ももちろんそうですし、飛距離に逆にフォーカスしてというか、重点を置いても面白いのかなと個人的には思います。そこは運営側の問題なので、僕はその時その時によって、出れる状況もそうですし、出ないっていう判断もその状況によって変わるかなと思います」

 2回目の右ヒジ手術から6月16日(同17日)に投手復帰した。「ほんとに2回目の手術をして投げれるのがこう幸せだなと感じる日々というか、練習からそうですし、痛みなくこう投げれることのうれしさというか、そういうのを感じてます」

 さらに、二刀流をどこまで続けたいかと問われ、「どこまで、どこまででも。プレーヤーとしてももちろんそうですし、どちらか1つやってたとしても、どこまでできるかっていうのはわかることではないので、本当長く続けたいなと思ってます」と話した。

 今季の目標は10月のワールドシリーズに登板すること。

「そこにまずはフォーカスしてというか、ボリュームをまず出していくのが先だなとは思うので。それをやった過程で、まずはいっぱいたくさんいいピッチャーいますし、もしそうなった時に自分を選んでもらえるようなパフォーマンスをまず出せるようにしたいなと思います」

 26年3月には侍ジャパンの連覇が期待されるWBCが控え、米国は主将のジャッジ(ヤンキース)など相次いで出場を宣言している。しかし、「来年の3月に関しては今年が終わった時点で考えればいいかなと思います」と慎重だった。

 話題は今年4月に誕生した長女の育児にも及んだ。「基本的には午前中にお風呂に入れたりとか。あと帰ってきたり、帰ってきた後。帰ってきた後が、僕が面倒見る感じなので、時間帯によってですね」

 パパとして一番の喜びは「家に帰って顔見るだけでうれしいですし、それだけで1日こうやってきたのも疲れとかもなくなりますし、それがまあ、一番幸せだなと思います」と語った。

 昨年、注目されたレッドカーペットは「妻と」と真美子さんと歩くことを明かした。長女と愛犬のデコピンもアトランタに来ているそうで「どっかで見るのかなとは思いますけど、(長女は)一緒にはまだ歩けないので」と語った。近い将来、一家で歩く姿を見ることができるかもしれない。

 注目度の高さを証明するように最後はこんな質問も飛んだ。「とてもハンサムだが、モデル界に入りたいとは思わないか」

 大谷は「えっ?」と絶句。「いや野球選手として頑張りたいなと思ってます」