中日・松葉貴大投手(34)が3―2でサヨナラ勝ちした13日の広島戦(バンテリン)に先発し7回2失点と好投。勝ち星こそつかなかったがチームの4連勝に貢献した。ドラゴンズ応援大使を務めるSKE48・熊崎晴香(27)がチームトップの7勝を挙げているベテラン左腕を直撃。今季の目標に迫った。

 熊崎 球宴初出場おめでとうございます!

 松葉 ありがとうございます。大学時代の恩師や高校時代の同級生などいろんな人から「おめでとう」という連絡をもらいました。みんな見てくれていたんだと思うとすごくうれしかったです。子どもたちもすごく喜んでくれたし、1回は出たいと思ってたので良かったです。

 熊崎 球宴期間中にはご家族でナガシマスパーランド(三重県桑名市)に行く予定を組んでいたと聞きました。

 松葉 年に1回は行っていて去年もオールスター休みの時期に家族で行っていました。プールで子供がすごく楽しんでいたので、今年も行こうという話はしてましたね。キャンセルになったんですけど、オールスターに家族を呼べるのはとても良かったなと思います。

 熊崎 ここまでチームトップの7勝を挙げていますが振り返っていかがですか。

 松葉 今年に関しては「やってやるぞ」と気持ちも入っていた中で、自分が思っている以上の成績が出てくれているという感じで驚きはあったりします。

 熊崎 最多勝は意識されたりしますか。

 松葉 僕の中で勝ち負けは自分でどうこうできないものだと思っています。それよりもイニングですね。目標が5完投なので、毎回、完投を目指して(マウンドに)上がっています。

左から熊崎晴香、松葉貴大
左から熊崎晴香、松葉貴大

 熊崎 先日、涌井投手にインタビューしたときに「松葉はドラゴンズに来て最初は短いイニングしか投げる機会がなかったけど今は信頼を勝ち取って長いイニングを投げていて自信になっていると思う。ただこれから未知の世界になる。1年間(ローテで)回ったことがないと言っていたし。そこらへんはちょっとずつ探り探り話しかけていきたいと思います」と話していました。

 松葉 涌井さんからは「松葉、最多勝狙えるぞ」って言ってもらってます。「いや、僕は無理ですよ」という話をするんですけど「いや可能性はある」と涌井さんは背中を押してくださってます。涌井さんはいつもそういうポジティブな言葉をかけてくださいますし、大野さんを含めて先輩方に負けないようにくらいついていきたいなという気持ちです。

 熊崎 ここまで大活躍されていますし、「社長」とお呼びした方がいいでしょうか。(※松葉はファンから「松葉課長」の愛称で親しまれている)

 松葉 いや、みなさんそうやって言われますけど、僕はまだまだ課長だと思ってますし、ちょっと気が早いんじゃないかなと思ってます(笑い)。成績を出して認めてもらえるようになれば自分としても最高なんじゃないかなと思います。

 熊崎 シーズンを戦っている中でのリラックス法などはありますか。

 松葉 リラックスというよりも僕は登板当日に緊張してしまうタイプなんです。自分から発信してるので(チームの)みんなも僕が咳き込んだりするのはわかっています。でも逆に緊張してるってことは、それだけ集中できている、その日にかける思いが強いとていうこと。(緊張して)むしろ今日も大丈夫だなって思えるようになっています。自分がすごく成功しているイメージと逆にボコボコにやられる最悪のイメージの両方を持ちながら、どっちになったとしても後悔のないようにと思って試合に臨むので、変な雑念はないようにしてマウンドに上がるようにしています。

 熊崎 最後に今年の個人、そしてチームとしての目標を教えてください。

 松葉 今年は初めて規定投球回(143回)を投げられるかもしれないというところまできていますが、規定投球回は絶対超えたいですし、その先の160、170イニングぐらい投げたいと思っています(※松葉の投球回は現在リーグ3位の106回2/3)。個人的にはイニング数と5完投にこだわってやっていきたいですね。チームとしては今は阪神が独走していますがまだAクラスは近くにあると思います。ファンの皆さんもAクラス、クライマックスシリーズ、優勝を期待していると思いますし、僕自身も辞めるまでに優勝、日本一を経験したい。シーズンが終わった時にAクラスにいられるよう、その助けに1試合でもなるように投げていきたいです!