巨人は9日の中日戦(福島)に2―3で逆転負け。2点リードの9回に守護神・マルティネスが細川に痛恨の3ランを浴び、再び借金生活に突入した。
阿部監督は「もうしょうがないね。勝つか負けるかなんで」とサバサバと話したが、勝利の方程式を崩されたのは痛恨だ。セ3位でありながら首位・阪神とは9ゲーム差。リーグ連覇に暗雲が垂れ込めているが、主砲・岡本を故障で欠き、坂本が2度の二軍再調整を行うなど戦力がそろわないまま戦い続けてきた中、芽吹きつつある若手もいる。
この日はドラフト3位ルーキー・荒巻が2回にプロ初本塁打&初打点となる先制ソロ。1点リードの8回にはプロ2年目の泉口が2戦連発となるソロをたたき込んだ。指揮官も「そういういい出来事もあったので、また(11日から)横浜で頑張りたいなと思います」と収穫を口にした。
中でも岡本の長期離脱が尾を引き、若手主体のチーム編成となっているが、故障で開幕に出遅れ、5月下旬から合流したベテラン・丸佳浩外野手(36)が見せる〝背中〟は経験が浅い選手たちの成長にひと役買っているという。
丸はプロ18年目を迎えても野球に対しては人一倍ストイック。試合が終わればすぐさま切り替え、次の試合に向けた準備に入る。チーム関係者によると、試合後の体のメンテナンスには誰よりも時間をかけているといい「そういうのはチームを救ったり、勝負強さに出るところじゃないかなと思う。若手選手はその日その日に結果を出すことに必死だと思うけど、この姿を見習ってほしい」と舌を巻いていた。
後輩たちは先輩の動きを常にチェックしている。丸は前日8日の同戦(山形)で9回に逆転サヨナラ打も放ったが、プレー以外でも苦戦する阿部巨人を支えている。












