巨人は8日の中日戦(山形)で土壇場の9回に打線がつながり、5―4で逆転サヨナラ勝ち。勝率を5割に戻した。
怒とうの4連打だった。2点差を追う一死後から代打・佐々木、岸田、代打・中山の3連打でまず1点差に詰め寄ると、なおも一、二塁で丸が右中間へ走者一掃のサヨナラ打。阿部慎之助監督(46)は「ものすごく大きな1勝だと思いますし、ただそのひと言に尽きると思います」と勝利をかみ締めた。
この日は最後の最後に攻撃がつながったが、相手も必死に抑えにくる以上、いつも連打で得点できるとは限らない。やはりひと振りで流れを変えられる怖さも不可欠だ。主砲・岡本が故障のため2か月間戦列を離れている中、指揮官が〝再生〟に乗り出しているのが一時は4番も託したトレイ・キャベッジ外野手(28)だった。
この日の試合前にはマンツーマンで打撃指導。キャベッジは5月こそ打率2割9分2厘と好調だったものの、6月は1割2分9厘と大ブレーキがかかった。それでも8本塁打は離脱前の岡本に並ぶチームトップで、26打点は同1位の成績だ。
チーム関係者はキャベッジについて「打撃の調子が悪くてもホームランを打てたり、打点がチームトップだというのは事実。それに爆発力もある。ホームランを打てるバッターは希少価値が高いから、今後の戦いを見据えた上で期待されているのでは」と打ち明ける。
つなぐだけでも、一発頼みでも安定的に勝つことは難しくなる。大砲不在の中、現役時代は希代のスラッガーだった阿部監督から直接指導を受けた助っ人砲のバットが火を噴くかが、チームの浮沈を左右しそうだ。












