首位をひた走る猛虎の牙城は打ち崩せなかった。DeNAは4日、阪神戦(横浜)に1―7で逆転負け。連勝が4で止まり、再び勝率5割で貯金生活もわずか1日で終わってしまった。
前日3日の中日戦(横浜)で2桁安打を記録した打撃陣が、一夜にして貧打線に逆戻りだ。4回に佐野恵太外野手(30)の右前適時打で1点を先制。先発ケイは7回まで2安打無失点で最少リードを守った。
だが、8回からバトンを引き継いだ2番手・伊勢が誤算だった。無死一、二塁から近本の左前適時打、佐藤輝の左犠飛で2点を奪われてあっさりと逆転。9回も3番手・中川らリリーフ陣が猛虎打線にメッタ打ちにされ、終わってみれば10安打7得点をたたき出される大炎上だった。
試合後の三浦大輔監督(51)は、さすがにグッタリした表情で「(大量失点した)8、9回がそう(敗因)でしたね。伊勢は今まで(14試合連続無失点で)ずっと頑張ってましたから(責められない)」。
報われなかったのは、4試合連続で未勝利の先発ケイだ。前回登板の巨人戦(6月27日・東京ドーム)では、わずか1失点ながら敗戦投手になっていた。そして、この日も同じく1失点で勝ち星がつかず。指揮官も「ケイはよかった。勝ちを消してしまって申し訳なかったです」と思わず謝罪するしかなかった。
一方、野手では2番・佐野がヒーローになり損ねた。4回に先頭の桑原が四球で出塁して二盗。無死二塁となったところで難敵の相手先発・村上から右前適時打で先制点をもぎ取り、一度は流れを引き寄せた。
序盤こそ前日までの勢いを感じさせたが、何せ追加点が取れない。7回に無死一、三塁のチャンスを作りながら、無得点に終わったシーンは結果的に致命傷となった。
今季の佐野は定位置の左翼を筒香に、一塁をオースティンにそれぞれ譲って9年ぶりに開幕スタメンを外れた。その後も1、2、3、6番と打順がほぼ「日替わり」となっている。それでも黙々と中軸としての仕事をこなし、前日3日の中日戦では3二塁打&2打点と活躍して存在感を際立たせていた。
終盤までリードしながら虎の子の1点を守り切れず引っくり返され、結局大敗――。何とも嫌な負け方で重苦しいムードが漂う中、三浦監督は「ここで(もっと強いチームに)変えないといけない」と努めて前を向いた。その言葉通り、リセットできるか。












