これも助っ人右腕離脱の〝副産物〟と言えるかもしれない。DeNAは3日の中日戦(横浜)で8―5と逆転勝ちし、同一カード3連勝。4年目右腕・小園健太投手(22)が今季初先発し5回を87球、3安打3失点でまとめて悲願のプロ初勝利を飾った。
初回こそボスラーに先制3ランを浴びてゲームを壊しかけたが、何とか踏ん張った。その裏に佐野、井上の適時打などで同点へと追いつき援護を得ると、2回以降は毎回走者を出しながらも無失点に抑えた。そして4回には井上が2試合連続となる2号ソロを放って勝ち越し。その後も中押し、ダメ押しを重ねた打線は終わってみれば11安打8得点を奪ってチームには貯金1、そしてハマの背番号18に忘れられぬメモリアル勝利をそれぞれプレゼントした。
試合後の小園は「うれしいです」と感慨に浸り、その後は「ファームにいる時から、いつ一軍に呼ばれてもいいように準備してきた。チャンスなので目いっぱい、腕を振って投げました。四球も多かった(4個)ですが、粘り強く投げて、自分の持ち味は出せたかなと思います」。
この「1勝」は、トレバー・バウアー投手(34)の登録抹消でつかんだ白星と言っていい。この日の今季初登板は、助っ人右腕の離脱によってチャンスが巡ってきた背景もある。
昨年4月10日、この日と同じ中日戦(横浜)でプロ初登板したデビュー戦は3回途中5失点KOで初黒星。登録抹消となり、再び長いファーム生活が始まった。ただ、ファームで指導した入来二軍投手コーチによれば、このタイミングで小園は大きく変わり「配球や投げ方などの面で大きく成長した」という。ファームで黙々と努力し、二軍戦では今季6勝2敗、防御率1・67。一軍昇格へ文句なしの成績を残していた。
これで中日3連戦は、すべて先発投手3人に勝ちがついた。1日の初戦で中11日の東が7勝目。2日の2戦目で中継ぎに回っていた石田裕が2勝目。そして、この日の3戦目が今季初先発の小園がプロ初勝利を飾った。全員がバウアーの不在を生かし、プラスに転じた形だ。
現役時代の背番号18を受け継がせた三浦監督は小園の粘りを次のように絶賛している。
「初回に3点取られましたけど、その後ですよね。(打線が)追いついてから切り替えて、前の打席で打たれた打者(ボスラー、細川)を次の打席でしっかり抑えたことが勝ちにつながった。次(の登板)に向けて、しっかり準備してほしいですね」
なお、バウアーは一軍に帯同して調整中。連日投手コーチやアナリストと話し合いを重ね、打開策を練っているという。これを機に試合は他の投手に任せ、じっくり再起を期したほうが良さそうだ。












