DeNAは9日の阪神戦(甲子園)に3―1で逆転勝利を収め2連勝。敵地での痛快なカード勝ち越しとあり、西のハマ党たちが陣取る左翼席の僅かな一角からは、歓喜の凱歌が響き続けた。
前夜8日のカード第1戦(甲子園)と同様に、この日もゲーム終盤の集中打で勝利をたぐり寄せた。相手先発はセ界を代表する技巧派左腕・大竹。精密な制球と老獪な投球術に手を焼き7回まで二塁を踏むことすらできなかったが、0―1と1点ビハインドで迎えた8回に打線は突如、マシンガンと化した。
一死から林、成瀬が連打でつなぎ一、二塁とすると、代打・宮崎は持ち前の選球眼で四球を選び満塁。すると次打者・蝦名は外角低めの直球に食らいつき同点の右前適時打。執念の一打でまずはスコアを1―1のタイに戻す。
なおも満塁とし、ここで打席に入ったのはハマの伊達男・度会隆輝外野手(23)。月間打率3割5分7厘と好調を持続する男がカウント0―1からの2球目にバットを合わせると、白球は虎党たちのタメ息とともに左前へ。二走・柴田も一気に生還しスコアは3―1。4本の単打、1つの四球という粘り強いオフェンスで難敵・大竹の攻略に成功した。
試合後のヒーローインタビューに選ばれた度会は「何が何でも前に飛ばしてヒットを打つという気持ちで打席に入った」と殊勝な表情で語る。23年のドラフト会議で1位入団したプロスペクトは、今もレギュラー定着がかなわぬまま。だが、筒香が離脱して以降は三塁手として起用されることも増え、着実に結果を残している。
中川虎→山崎の救援陣も僅差のリードを無失点で守り抜いた。猛虎に2日連続で土をつけた相川ベイは今季17勝16敗1分けとし貯金生活にカムバック。牧、筒香らの主力選手を負傷などで欠きながら、粘りの野球で戦い続け2位阪神に2・5差と接近した。このチームはまだまだ強くなれる。まだまだ上を目指すことができる。












