真のエースならではの〝粘投〟だ。DeNAは1日の中日戦(横浜)で3―2と1点差で競り勝ち、連敗を4でストップ。先発・東克樹投手(29)が7回を93球3安打2失点でまとめ、約1か月ぶりの7勝目(4敗)を挙げた。

 簡単につかんだ勝利ではなかった。31イニング連続無得点中だった打線が初回に蝦名、山本の適時打で3点を先取。だが、直後の2回に東が細川のソロ本塁打、石伊の適時打で2失点し、1点差に。それでも後続を断つと、3回から7回まで1人の走者も許さなかった。

 試合後の東は「点を取ってもらった後の(細川)成也のホームランは甘く入ったところを打たれた。あの1点は仕方がないとしても、2点目を何とか防がないといけません」と反省しきり。その上で「それでも完璧ではないですけど、うまく試合をつくることができたのはよかった」とした。

 そんな東の投球を三浦大輔監督(51)は「粘りですよ!」と絶賛。さらに「2回は2点取られて、流れが悪くなりかけた中で、そこから自分の良さを出した」と評した。

 今季の東は調整が大変だったはずだ。今回の先発は前回の6月19日・西武戦(横浜)から中11日も空いていた。トレバー・バウアー投手(34)が中4日で投げることが多かったために東の登板間隔が長くなり、登板数も減少。6月までの東の登板数と成績を昨年と比較すると一目瞭然だ。昨年が14試合で7勝0敗だったのに対し、今年は11試合で6勝4敗。今季の負け数と登板間隔の関係は不明だが、東が本調子と言えないことは確かだろう。

 しかし、当の東は登板間隔について「昨年、一昨年のこの時期と比べると疲労度が違います。登板数自体が少ないので、休みながら投げられているので。バウアーが中4日で頑張っているから、僕はしっかりと休みを取りながら投げられているんですよ」と冷静だ。

 とはいえ、バウアーの離脱により、東や他の投手の登板間隔が一定すれば、チームにとっても大きなプラスになる。そのバウアーは登録抹消されたものの、一軍に帯同して再調整する予定。投手陣全体が調子を上げていくことができるか。