「最強助っ人」の看板は降ろしたほうがいい。
DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が28日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、6回途中6安打5失点で4連敗となる7敗目(4勝)。打線も巨人投手陣に完封されて0―5と大敗し、借金1で4位に転落した。

 立ち上がりから制球難だった。初回に2四球で一死一、二塁、2回も二塁打と2四球で二死満塁のピンチ。いずれもなんとか無失点で切り抜けたが、2回は投手グリフィンにストレートの四球を与えるなど、終始ヨロヨロの状態だった。

 不安が現実となったのが4回。またしても四球がらみで二死二、三塁とされ、丸の適時二塁打で2点を先制された。さらに6回、7番・岸田に3安打目の中前打、8番・門脇に右翼線への二塁打、一死から丸への申告敬遠で満塁となった直後、オコエの適時三塁打で走者一掃。初球のナックルカーブが真ん中に入ったところをたたかれ、前進守備の間を突かれて3点を追加された。

しんどそうに汗を拭うDeNA・バウアー(左)
しんどそうに汗を拭うDeNA・バウアー(左)

 これまで負けても強気だったバウアーも、今回はさすがに落胆の表情。「(4回は)グリフィンへの四球が痛かった。他の四球はコントロールしたつもりが数センチずれた。(オコエの三塁打は)ショートゴロでダブルプレーが取れた当たりかと思ったけど、それが三塁打になってしまった」。

 今後に向けてどう修正していくのかという質問には「わかりません」と、力なくこう答えた。

「今までにも落ち込んだり、フラストレーションがたまったりしたことはあった。そこでいろいろなことをやっているうちに徐々に先が見えてきたんだ。(サイ・ヤング賞を取った)2020年もそうだった。でも、今はそういう先が見えない」
そんなバウアーの抱えた問題点について、小杉投手コーチは前日、こう指摘していた。

「例えば(バウアーの)自分の肉眼では低めにいってるように見えるんだけど、実際にトラックマン(=解析ツール)のストライクゾーンに集まってるのは、打者のベルト付近から太腿付近なんですよ。相手打者がスイングをするのに、ちょうどいいスイートスポットに入ってるんです」

 また、真っすぐの平均速度が前回来日時の2023年より約1・6キロ遅くなっていることも、懸念材料のひとつという。

 バウアーの次回登板はどうなるのか、大原投手コーチに聞くと「未定」と明言。「これから本人と監督と話をして考えていきたい」と明かした。

 とすると、バウアーの次回登板を飛ばしての再調整もあり得るのか。三浦監督はこう言った。

「まだ試合が終わったばかりなので、本人に話をしっかり聞いてから考えたい。バウアーをひとりにさせないように、チームのみんなで支えていくことが大事ですから」

 果たして、最強助っ人の復活はあるのか。