実に手痛い1敗だ。DeNAはリーグ戦再開日の27日、巨人戦(東京ドーム)で0―1と競り負け。最大7まであった貯金をすべて吐き出すと、2位の座も巨人に明け渡し、広島と並ぶ同率3位に後退した。
やられたのは、またもや〝天敵〟の山崎伊織投手(26)だ。初回から7回途中まで散発4安打無得点。7回に四球で初めて三塁まで走者を進め、なおも満塁としたが、巨人の継投策に阻まれて本塁を踏めなかった。
これでDeNAは山崎伊に対し、不名誉な無得点記録が21回2/3となって更新。今季も3戦3敗で昨季から換算すると実に7連敗を喫しており、通算では13敗に達している。
試合後の三浦大輔監督(51)は「結果として、今日も得点できてないわけですからね」と声を絞り出し、次のように続けた。
「7回で宮崎、山本が四球で出てね、そこで得点に結びつけられなかったということ。でも、プロ野球ですから、これからも(山崎伊と)対戦がありますし、次こそと思いながらやっていきます」
そうした中、チーム内では「TAがいないのが痛い」と昨季首位打者に輝いたタイラー・オースティン内野手(33)の不在を嘆く声が飛び交う。
オースティンは6月6日に右膝の違和感を訴えて登録抹消。以後、二軍の試合にも5カード連続で欠場しており、横須賀の練習施設DOCKで黙々とリハビリもかねた調整を続けている。
とはいえ、昨季の前半戦でオースティンの打棒がどれだけチームを引っ張っていたかは、数字を見れば一目瞭然だ。
昨季前半戦は打率3割2厘、15本塁打、37打点。いずれもリーグトップクラスの好成績でチームをけん引していた。特に6月は打率3割4分6厘、5本塁打、17打点と大暴れし、チームの交流戦6年連続勝ち越しに貢献している。
頼れる主砲がいない貧打線のおかげで、6回4安打1失点と好投したはずのアンソニー・ケイ投手(30)も見殺しにされた。これで自身3連敗となり、今季5敗目(5勝)。勝ち星に恵まれない助っ人左腕には、三浦監督も思わず「本当によく頑張ってくれたのに申し訳ない」と〝謝罪〟するしかなかった。
今や投手陣にも影響を及ぼしつつある悪循環。早く断ち切らなければならない。












