ハマのエースの粘投も、そして背番号25の一発も実らなかった。DeNAが19日の西武戦(横浜)に1―2で敗れ、3カード連続負け越し。交流戦優勝も勝ち越しも消滅した。

 先発の東克樹投手(29)は初回からピンチを招きながら粘り強く投げていたが、6回に長谷川のソロ本塁打を被弾。7回にも西川の適時打で1点を追加された。直後の7回裏に筒香嘉智外野手(33)が右翼席への4号ソロを放って1点を返したものの相変わらずの貧打線は追いつくことができず、1点差で競り負けた。

 試合後の三浦大輔監督(51)は「(1点が)遠かったですね」と口にしながらため息。「東は初回を切り抜けてよくゲームを作ってくれました」とも続け、エースをねぎらった。

 一方の東は7回7安打2失点の内容について「納得した投球ではなかったです」とコメント。「打たれるパターンが毎回同じで本当に悔しい」と反省の弁を並べた。

 今季4敗目こそ喫したとはいえ、それでもハイクオリティースタート(7回以上を投げて自責点2以下)の内容だった点は「さすが」と言える。19日現在で貯金2ながらもセ2位のチームがAクラスに踏みとどまっているところは、エースの東が毎回のようにゲームをつくって〝奮投〟していることが何よりも大きい。

 そんな左腕が今心がけていることが、暑さに順応できる体作りだ。

「6月から9月まで約4か月、ずっと暑い日が続くので、そこにどう体が順応して過ごせるか、が非常に重要になります」(東)

 自身が眠りにつく1~2時間前から〝睡眠モード〟の準備をする。就寝直前はブルーライトの悪影響を防ぐためスマホを見ず、コーヒーも飲まない等々――。快眠を心がけ、東は独自のルーティンを確立している。

「食事は睡眠の3時間前までに済ませます。寝る前におなかが空いたら、何も食べないで寝ますよ」

 その食事で最近、東が好んで食べているのが干物だ。横浜中央市場の知人に勧められて食べるようになったという。

「市場の方にいただいたホッケ、トロさばが本当にとてもおいしくて、干物ってこんなにおいしいんだと、改めて感じました。それ以来、肉より魚中心の食生活で、毎晩干物を食べています。ノドグロも食べたけど、ホッケ、トロさばが晩ご飯のローテの中心ですね」

 食生活を魚中心に改善したおかげで、胃腸の調子もいいとか。干物は栄養価も高く、疲労回復、血流改善、美肌効果にも役立つことで知られる。

 東は新人時代の2018年、母親の勧めもあり、カーリング女子のような「もぐもぐタイム」を採り入れたこともある。栄養補給のため、試合中も投球の合間にバナナを食べている姿がファンの間でも話題になった。

 そうした工夫と努力の積み重ねでチームを引っ張っている東。次回登板では勝ち星がつくことを祈りたい。