西武が11日の阪神戦(ベルーナ)で土壇場の9回に2点差を引っくり返し、3―2のサヨナラ勝ち。セ首位の猛虎に2戦連続の逆転勝ちを収め、パ2位に浮上した。

 シーズン91敗を喫した昨年とはひと味違う。前カードの広島3連戦(マツダ)では高橋、今井、武内と自慢の先発陣が立て続けに打ち砕かれた。だが、そのまま連敗地獄にハマらない強みがある。8回まで無得点に抑えられながら、9回一死満塁のチャンスをつくると源田の2点適時打で同点に追いつき、最後は炭谷の劇打で決着。西口文也監督(52)は「選手が最後の最後まで集中力を切らさずやってくれた」と手放しで称賛し、ヒーローとなった炭谷を「期待はそこまでしてなかったんですけど、本当にしぶとくよく打ってくれた」とらしい言葉でたたえた。

劇勝のヒーローになった炭谷銀仁朗(左)と源田壮亮
劇勝のヒーローになった炭谷銀仁朗(左)と源田壮亮

 2夜連続で同点打を放った源田は「全員がいけるぞという雰囲気で劣勢の感じはなかったですね」という。どれだけ相手にリードされても下を向くことはない。窮地に立たされても追いつき、追い越す〝反発力〟こそが今季の好調ぶりを支えているようだ。

 指揮官も広島での3連敗後の連勝に「このままズルズルいかないぞという気持ちがね、こういう結果につながってきてるんじゃないかと思う」。昨年の交流戦は4勝14敗で借金10を作ってしまったが、苦い経験はナインたちの教訓として生かされているようだ。