広島のサンドロ・ファビアン外野手(27)が適応力の高さを見せつけている。現在行われている交流戦でも初対決のパ・リーグ球団を相手に、その真価を存分に発揮。11日現在で打率2割9分9厘とリーグ2位のハイアベレージを叩き出している鯉の新助っ人は、好不調の波の少なさもストロングポイントだ。
ここまでリーグ2位タイの69安打。5月28日まで17試合連続安打をマークするなど、しっかりとNPBに順応している。一方で〝音なし〟の無安打で終わった試合は、2試合連続が最長。来日1年目の助っ人としては、類いまれなる修正力も持ち合わせている。
ファビアンと日々、二人三脚で相手投手の対策を練っている朝山打撃コーチは「試合中に『ちょっと、ここがこうなっているよ』とメカニック的な指摘をしたりすると、次の打席にはしっかり修正できていることが多いですし、配球もそう。どんなバッターでもボール球を追いかけだして、自分でストライクゾーンを広げだしたりすると、調子を崩すもとになる。けれども彼は、そこに短いスパンで気がつける」と証言。自らを冷静に省みる新助っ人の分析力にも舌を巻いている。
ファビアン本人も「投手とタイミングを取る時に『打席側に手が寄っていかないこと』『体が後ろに残って、アッパースイングにならないこと』」を心がけているという。日々の練習ではメカニックに対しても常に神経を注ぎ、レベルアップを図ろうとまい進中だ。
11日のロッテ戦(ZOZOマリン)では延長12回に執念の適時打を放つなど2打点の活躍を見せ、チームを6―2の勝利に導いた。「投高打低」が顕著な日本球界においても、来日1年目から打率3割超え&個人タイトル奪取の可能性も大いにありそうだ。












