やはり交流戦は鬼門なのか…。西武は8日の広島戦(マツダ)に0―10で今季2度目の同一カード3連敗を喫した。

 試合は昨年のパ・リーグ新人王・武内夏暉投手(23)がプロ入り後、自己ワーストとなる4回1/3、9安打7失点(自責6)投球で2敗目(1勝)。「左肘内側側副靱帯の不全損傷」で出遅れた2年目はここまで防御率5・09と波に乗れずにいる。

 左腕は「(初回に)先制点を与えてしまったところが大きいと思います」と肩を落としたが、初戦から高橋、今井、そして武内で3タテを食らったのは痛恨だ。昨年の交流戦は借金15の最下位で突入。今季は貯金4の3位でセ球団との対戦に入ったが、上昇気流に乗れそうだった淡い期待は2カード目にして薄れつつある。

 チーム打率2割6厘(全体9位タイ)、0本塁打(同12位)、10得点(同11位)の得点力不足は想定内とはいえ、昨年に戻ったかのような低迷ぶり。打線が抱える不安に加えてチーム防御率3・57(同9位)と自慢の投手陣にも疲れが見え始めている。特に先発陣の交流戦防御率4・15は首脳陣にとっては大きな誤算だろう。

 この日はパの6チームがそろって敗れたため、首位・日本ハムとの2・5ゲーム差、4位に変動はなかったが、交流戦に2勝4敗で最下位タイの位置は西武にとって喜ばしい状況ではない。

 西武はこれまでパ・リーグで唯一交流戦の優勝はなし。昨年まで2年連続の最下位に沈んでおり、3年連続の交流戦最下位の不名誉記録だけは何としても阻止したいところだ。西口文也監督(52)は「交流戦は何とか勝ち越して」と語っていた。だが、構想は少しずつ狂い始めており、4連勝中と勢いに乗る阪神を迎え撃つ10日からの3連戦(ベルーナ)が一つの分岐点となるかもしれない。