西武は1日の楽天戦(ベルーナ)で延長10回の末、平沼翔太外野手(27)の右前打と相手の中継ミスで2―1のサヨナラ勝ち。今季初の同一カード3連勝で2023年9月以来、2年ぶりとなる5連勝を飾り、貯金を約1年ぶりに「2」とした。
西口文也監督(52)は「ホッとしますね。点を取らなきゃいけないところで取れなかった結果が、こういう結果につながってしまったんで勝ててよかったです」と胸をなで下ろした。ただ、打線は初回に1点を挙げて以降、再三の得点機で追加点を取れず「課題である『その後』に点が取れなかったことが、こういうしんどい試合運びになったと思う」と注文も忘れなかった。
とはいえ、チームは昨季の91敗から再建途上。昨年の同時期はすでに7連敗、2度の4連敗を喫し「借金9」と転落し始めていたことを考えれば、26試合を終えて「70得点、68失点」は奇跡的だ。
中でも1番から西川、長谷川、渡部までの上位打線は形になりつつあり、11試合連続で先制点をマーク。新外国人のネビンの堅実性と4番候補・セデーニョが復調すれば、いよいよ線となってつながっていきそうだ。昨季は中軸すらなかっただけに、これだけでも大きな前進といえる。
この日の試合前には、7年目の山野辺翔内野手(30)がヤクルトに金銭トレードで移籍すると発表された。主砲・村上の度重なるコンディション不良、内野手の相次ぐ故障離脱で補強が急務となっていた燕軍団からのSOSに、西武が見返りを求めない〝援助〟に応じた形だ。昨年は6月に巨人との交換トレードで松原、7月にはソフトバンクから金銭トレードで野村大を獲得した。
歴史的低迷にあえぐチームを好転させるまでには至らなかったが、援助される側から援助する側に回っただけでも再建は順調といえそうだ。












