阪神は交流戦開幕戦となった3日の日本ハム戦(エスコン)に1―0で辛勝し、4連勝。貯金を今季最多の11に増やすとともに、セ・リーグ首位を堅守した。

 先発・才木が4回までパーフェクト投球を披露するなど、8回99球を投げて、4安打無失点の圧巻投球。打線は序盤から日本ハム投手陣に苦戦しながらも、6回に大山のバックスクリーンに飛び込む3号ソロが飛び出し、この1点を最後まで守り抜いた。

 その一方で、この日、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督が肺炎のため、89歳で逝去。エスコンでも、選手・コーチ・首脳陣がベンチ前に整列し、試合前に黙とうがささげられた。

 少年時代には大の巨人ファンだったという藤川球児監督(44)は「心よりお悔やみ申し上げます。長嶋さんは草野球を含め、競技人口を大きく増やされた方。今で言うと大谷(翔平)選手のような役割をNPBで果たし、全ての方に多大な影響を与えた方。残された志を大切にしながら、12球団でがんばっていきたい」と追悼。

 また、2020年に84歳で亡くなった現役時代は南海などで活躍し、プロ野球3球団で監督を務めた野村克也さんを父に持つ野村克則一軍バッテリーコーチ(51)も、哀悼の意を表した。

 父・克也さんは、現役時代に「王、長嶋がヒマワリなら、オレは野にひっそりと咲く月見草」との名言を残し、ヤクルト監督時代に長嶋監督率いる巨人としのぎを削った。

 克則コーチは「プロ野球の一時代を築いた方。父も長嶋さんがいたからこそ頑張ってこられたと感じますし、いいライバル関係だったと思うので。選手時代も、監督時代も踏まえて本当に寂しいですね…」と神妙な面持ちで話していた。