投打絶好調の猛虎は〝奇妙なダンゴ〟状態から抜け出すことができるのか。阪神は9日に予定されていた中日戦(甲子園)が雨天のため中止。同日に巨人が敗れたため、単独首位に立つこととなった。
この日、室内練習場でナインたちの練習を見守った藤川球児監督(44)は「試合はやりたかったですけどね」。それもそのはずで、伝統的なチームのストロングポイントだった投手力に加え、今季ここまでは打線も絶好調。4戦連続で本塁打をマークしている3番・森下は、打率3割4分3厘とリーグぶっちぎりの成績で首位打者争いのトップを快走中。4番・佐藤輝も11本塁打&31打点で堂々の同トップに立つ。
打撃主要3冠を猛虎勢が独占していることもあり、直近6試合でチームは合計34得点。「超変革路線」結実の時を迎えているチームは、近年にないほど戦力が大充実している。巨人やヤクルトが主力メンバーの岡本や村上の不在に苦しんでいる一方、阪神には目立った負傷離脱者がいないことも大きな強みだ。
だからこそセ・ライバル球団の関係者たちは「本当はもっと阪神が独走しててもいいはずなんだけど…。2位に5、6ゲーム差くらいつけていてもおかしくないほど、今は強いと思う。まあこの状況はウチとしてはありがたいんだけどね」と首をかしげる。
9日現在セ・トップにつける阪神だが、3位・広島とは1・5ゲーム差。4位・DeNAとも2差しか離れていない。各チームが一進一退の「星のつぶし合い」を続けているセ界は、5チームが3差以内にひしめくダンゴ状態がいつまでも続いている。
6月に入れば猛虎が近年苦手にしている交流戦がスタート。チーム状態が際立って良好な今のうちに、少しでも貯金を積み上げておきたいところなのだが――。












