エンゼルスファンが〝誤審騒動〟にブチ切れている。28日(日本時間29日)の本拠地ヤンキース戦でエンゼルスは0―1と接戦を落とし、悪夢の5連敗。しかし、その黒星以上に物議を醸しているのは試合のラストシーンだった。

 9回裏、1点を追うエンゼルスは二死一塁で同点の走者を置き、スタンドは盛り上がりを見せていた。打席にはローガン・オハッピー捕手(25)が立ち、カウント2―2からヤンキースのマーク・ライターJr.投手(34)が投じた外角カーブはストライクゾーンを外れたかと思われた。だがJ.C.エスカラ捕手(30)の巧妙な〝フレーミング〟でストライク判定され、ベン・メイ球審が三振を宣告。これで万事休すとなり、地元ファンは試合後も怒りを抑え切れなかった。

 インド系の米メディア「スポーツキーダ」が報じたところによれば、SNS上では「MLBUA(MLB審判協会)はテロ組織だ!」と過激な書き込みまで登場。「あの一球で全てが終わった」「ABS(自動ボール判定システム)の導入を今すぐに」「あの判定で熟睡できるメイ球審の神経が理解できない」などといったコメントも散見され、試合を放送していた地元放送局のコメンテーターも思わず嘆き節を連発していたという。

 冷静沈着なオハッピーですら、試合後にはメイ球審に何かを伝える一幕があった。前出の同メディアは「ファンの怒りは爆発寸前。これが誤審ならば、MLBは何らかの対応を迫られる」とも強調している。

 試合はヤンキースが1―0で逃げ切り、3連戦をスイープ。対するエンゼルスは5連敗で借金5となり、8連勝後にドロ沼化する黒星地獄にハマったまま急降下を続けている。復調が期待された左腕・菊池雄星投手(30)も、この日は5回4安打1失点と好投しながら援護に恵まれず〝とばっちり〟を受ける形で移籍後2勝目はお預けとなった。

 エンゼルスは6月に入り、ガーディアンズ、レッドソックスとの遠征を控える。チーム状態がジェットコースターのように不安定なだけに、審判すら敵に見える展開はあまりにツラい。