この強さは本物だ。パ2位の西武が28日の楽天戦(ベルーナ)に6―0で完勝。5月は球団タイ記録となる7度目の零封勝利で貯金を5とし、首位・日本ハムと再び0・5ゲーム差に接近した。
試合後の西口文也監督(52)は「投手陣に関しては言うことないと思います。バッテリーでしっかりと仕事をしてくれて頼もしい限り」と満足げにコメント。ここまで13勝9敗、7度の完封リレーを完成させた5月の投手陣の働きをたたえた。
その中でも特筆すべき、1人の若獅子がいる。4月3日のデビュー(楽天戦=楽天モバイル)から15試合連続無失点投球(防御率0・00)を続け、勝ちパターンの一角に昇格している高卒3年目の山田陽翔投手(21)だ。
この日も山田は5点リードの8回から2番手で登板。先頭・辰己にこそ出塁を許したものの、その後は危なげなく後続を断ち中島、村林を連続三振に斬った。昨季まで二軍で山田を指導していた西口監督は、その変化について「制球力じゃないですかね。去年より断然ゾーンの中で勝負ができている」と飛躍のカギを語っている。
デビューから17試合連続無失点の球団記録に残り「2」と迫ったことについて、山田は「そんなに考えずやっています。1、2年目はすぐに勝負できないというのは分かっていたので、しっかり鍛えて3年目に一軍登板できればいいなと思っていた」。その上で「ちょっと予想以上のデキではあるんですけど、これからもしっかり今のポジションで結果を残していきたい」とも語っており、気負いは全くない。
そんな山田には自分が活躍することで出身地・滋賀のシンボル〝琵琶湖〟をより認知してもらいたい思いもある。
グラブの内側に「琵琶湖魂」の刺しゅうを入れたことについて「刺しゅうを入れてから一軍に来たので続けていきたい。ボクのイメージに琵琶湖がついてくる感じじゃないですか。だからまだまだアピールできていない」とどん欲だ。
日本最大の面積を誇りながら知名度では富士五湖や摩周湖、中禅寺湖、芦ノ湖などの後塵を拝している琵琶湖を〝アシスト〟するためにも、元甲子園のスターは腕を振る。












