巨人が18日の中日戦(東京ドーム)に4―7で逆転負け。自慢の救援陣が終盤に3被弾を許し、阿部慎之助監督(46)も思わず頭を抱えた。

 つかみかけた主導権をスルリと手放した。1点ビハインドの5回二死一、三塁のチャンスで、阿部監督は5回2失点だった先発の堀田に代打を送った。打席に送られたリチャードは一時逆転となる豪快な3ランを放ち、勝負手がハマッた指揮官は珍しく満面の笑みを浮かべ、ハイタッチで出迎えるお祭り騒ぎとなった。

 ところが、7回から登板した3番手・船迫が2被弾で3失点。再び逆転され、8回に登板した中川も2ランを浴びて傷口を広げてしまった。これには阿部監督も「私の継投ミスでございます、以上です」とだけ言い残し、わずか5秒で会見を切り上げた。

 これで「不敗神話」も崩れ去った。阿部巨人の最大の強みは大勢、マルティネスを筆頭とする強固な救援陣。今季は6回の時点でリードしていた場合は「14連勝」を誇ってきたが、42試合目にして途切れてしまった。

 ライバル球団から「何といっても今年の巨人は終盤の救援陣が一番の強敵。中盤までに点差をつけないと負けに等しい」とまで評されていただけに、チーム内からは「大げさに言えば、他球団に『あれ? もしかしたら試合をひっくり返せるかも』と思わせるきっかけに少しはなるかもしれない」と危惧する声も上がった。

 それでも「どれだけいい投手でも1年間やっていれば打たれる時は打たれるし、それが今日だったというだけ。また次から抑えれば相手にとっての『嫌な印象』はまた植えつけられるわけだから、そこが勝負になってくる」と巻き返しも期待していたが…。

 この日の敗戦が相手に付け入る隙を与えてしまうのか。いずれにせよ次戦以降が重要になりそうだ。