巨人の阿部慎之助監督(46)が3―2で勝利した10日のヤクルト戦(神宮)後、今季1号ソロを放った浅野翔吾外野手(20)を称賛すると同時に、岡本に代わる「代役4番」選びへの苦悩を語った。

 浅野はこの日の試合に「8番・中堅」で今季初の先発出場。2打席目まではそれぞれ凡退に終わったものの、2―1の8回に先頭で打席を迎えると、ヤクルトの2番手・小澤が投じた5球目、高めに浮いたフォークを見逃さずにヒッティング。打球は大きな放物線を描いてバックスクリーンへ飛び込んだ。嬉しい今季初安打を豪快な一発で決め、チームに貴重な追加点をもたらした。

 浅野は「結果を出したいと思っていて、1打席目から凡打でしたけどしっかり振れていたと思うので、それが3打席目に繋がったんじゃないかなと思います」とまずまずの手応えを明かすと、阿部監督は「(浅野の一発は)大きかったね。いいきっかけにしてくれればうれしいけどね」とさらなる発奮に期待した。

バットを振って研ぎ澄ますキャベッジ
バットを振って研ぎ澄ますキャベッジ

 一方で、白星の中からも課題を見出した指揮官。主砲・岡本が負傷による長期離脱中のため、前日の試合まで4番には吉川が入っていたが、この日から助っ人のキャベッジが名を連ねた。そのキャベッジは4打数無安打2三振に終わるなど持ち味を発揮できなかっただけに「4番に入るとなんかホームラン打たないといけないって思うのか、みんななんか振りが大きくなっちゃうね。考えとくわ」とボヤき、4番の代役候補は今後も模索を続ける方針を明かした。