まさに泣きっ面に蜂だ。巨人・オコエ瑠偉外野手(27)と増田大輝内野手(31)がオンラインカジノで賭けをしたとして、警視庁は8日に賭博容疑で書類送検した。球団側は「適切に対処」との方針を発表したが、現場を預かる阿部慎之助監督(46)にとっては「三重苦」ともいえる苦境に立たされそうだ。
日本球界のオンラインカジノ問題は2月中旬にオリックス・山岡の利用が発覚したことで一大騒動に発展。巨人の説明では同月20日にオンカジ利用者に自主申告を呼びかけたところ、2選手が「自首したい」と名乗り出たという。球団側は2人の氏名を公表していないものの、オコエと増田大はスマートフォンの履歴や銀行口座の利用記録の提供に進んで応じたとしている。
さらに「開幕前に自らの過ちを正しておきたかった」と猛省し、12球団で申し合わせた上限いっぱいの制裁金の支払いにも異議を唱えることはなかったという。
捜査関係者によるとオコエは2022年7月と23年5月、増田大は24年10~11月にスマートフォンなどで国内からオンラインカジノサイトにアクセス。バカラ賭博などを行った疑いを持たれ、オコエは約700万円を賭けて450万円ほどのマイナスで、約300万円を賭けた増田大は230万円ほどのマイナスだったとみられる。
球団側は「検察庁の判断等を踏まえつつ、適切に対処してまいる所存です」とコメント。ただ、3月下旬には日本野球機構(NPB)がオンカジを利用した8球団、16人に対して制裁金を科したことを発表している。それだけにSNSやネット上では「なんで巨人だけなんだ」「見せしめか?」などと不公平感に不満を示す声も多く飛び交った。
とはいえ、現役選手に捜査のメスが入り、現場はその余波に頭を悩ませることになりそうだ。
チームはリーグ首位タイにつけながらも、主砲・岡本が「左肘靱帯損傷」で長期離脱が確実となったばかり。復帰まで3か月程度を要する見込みで、阿部監督も苦しいやりくりを強いられている。また、丸も開幕前から戦列を離れたままで、再調整を経て一軍復帰したエース・戸郷も万全とはいえない状況。ただでさえ、主力が軒並み「難あり」の状態である上に、今度は〝オンカジショック〟の直撃だ。
チーム関係者は「今のチームは今季最大のターニングポイントになりそうな危機的状況にある。今いる選手で総力戦を仕掛けていかないといけない中で、2選手の処遇次第では阿部監督の起用にも支障が出てくる可能性だってある」と危惧する。別の関係者も「ただでさえチームは満身創痍の状態なのに、次から次へとアクシデントが起きてしまって…。さすがに慎之助がかわいそうになってくる」と同情の声まで寄せた。
オコエは右ヒジ痛を発症し、今月2日に手術を受けて抹消中。一方の増田大は開幕から一軍登録され、代走や守備固めで出場を続けているが…。逆風が吹き荒れる中でもペナントレースは待ってくれない。指揮官就任2年目で訪れた最大のピンチを阿部監督はどう乗り越えていくのか。












