開幕以降ピカイチの安定感を誇ったエースが、仕事を果たせなかった。広島は17日、阪神との首位攻防戦(甲子園)に2―5で敗れ、連勝は4でストップ。セ首位から陥落となった。

 試合前まで7戦連続6回自責3点以内のクオリティー・スタート(QS)中の先発・床田寛樹投手が、この日は中盤に虎打線につかまった。

 両軍無得点の4回、8番・木浪に先制適時打を浴びて先制点を失うと、続く5回は制球に苦しんだ。3巡目の1番・近本に中前打を許し、一死二塁から森下、佐藤輝に連続四球を与えて満塁。5番・大山には4球目のパームがすっぽ抜けで暴投。〝自滅〟で1点を失い、直後の6球目のツーシームを捉えられ、三塁線を強襲する2点適時打を献上。この回3失点で、5回7安打95球で今季最短KOを食らった。

 この日は、立ち上がりから5イニング連続で先頭打者に安打を許し、要注意打者・近本には3安打を浴びるなど終始リズムに乗れず。本人も「そりゃ勝てないだろうなというピッチング」と反省を口にした。

 本来の力を発揮できなかった腕について、新井貴浩監督(48)は「今日はツーシームが右(打者)も左(打者)も、ちょっと真ん中に集まっていたかな。また次、頑張ってもらいたい」と、サバサバと振り返るにとどめた。

 一方の赤ヘル打線は、過去2年で1勝10敗と苦手の虎の左腕・大竹の前に、8回にモンテロの1号2ランで反撃するのが精いっぱい。終始、流れをつかめずに完敗した。