新日本プロレス4日の福岡大会で上村優也(30)とのV4戦に臨むIWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)が、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の〝ラストステージ〟を用意する。同大会を最後にLIJの内藤哲也とBUSHIが退団することが決定済み。辻は同期のライバルとの王座戦を制した上で、最後の全員集合を予告した。
団体の生え抜き看板選手・内藤の退団は、プロレス界に大きな衝撃を与えた。辻は「正直、俺は去年オカダ(カズチカ)、(ウィル)オスプレイがいなくなった時はチャンスだと思ったんですよ。そのポジションが空いたという意味で。ただ、今回の内藤哲也の退団は、新日本にとってのピンチだととらえてます。オカダはすごい実力者かもしれないけど、人気という面では内藤哲也が圧倒的だったし、その稼ぎ頭を会社が失うわけですから」と危機感を募らせた。
だからこそ福岡での新世代同士による王座戦の重要性を強調する。「俺たちにできるのは、この後ちゃんと引っ張っていけるぞということをリングで示すことに尽きると思うんです。だから上村との試合で『新日本プロレスに大事なのってこれだよな』と再認識してもらうことが、(内藤たちの)穴を埋める第一歩になるのかなと。新日本プロレスは生え抜き選手が引っ張っていく団体だと思うので」と豪語した。
負けられない理由はそれだけではない。内藤、BUSHIの退団でLIJの面々は別々の道を行くことになる。鷹木信悟、高橋ヒロムを加えた日本人メンバーの5人全員がリングでそろうのは、4月30日熊本大会が最後だった。しかし、試合後に鷹木が3日福岡大会での一騎打ちを控える海野翔太と乱闘を繰り広げたため、恒例のグータッチを5人で行うことができなかった。
この状況を受け、辻は「俺たちは制御不能というモットーだから、それもそれでいいんじゃないかなと思ったんだけど、俺としてはLIJの一員として、最後の5・4でもう1回5人がそろった姿をみんなに見せたい」と決意表明。「勝って試合後のリングに4人を呼び込みたいですね。5人をそろえることができるのは俺しかいない、俺が勝つしかないので。LIJに最後に入った俺が、新日本で5人がそろう最後の場所を作りたい」と必勝の十字架を背負った。
2015年11月の発足から実に9年半。長きにわたって絶大な人気を誇り、プロレス史上に名を残す名ユニットに、果たしてどんなフィナーレが待ち受けているのか――。











