やっぱり特殊な人間だった!? ドジャース・大谷翔平投手(30)に第1子となる長女が誕生し、祝福ムードに包まれている。すでに昨季の「50―50(54本塁打、59盗塁)」などMLBの歴史を動かしてきたが、パパとなった大谷にはさらなる大活躍が期待される。そんな世紀の二刀流スターには、本場のMLBファンからユーモアたっぷりの異名もつけられている。

 真美子夫人(28)との間にまな娘が誕生したのは19日(日本時間20日)のこと。大谷が自身のインスタグラムで報告すると、おめでたいニュースは日米をはじめ韓国や英国など瞬く間に世界中を駆け巡った。一人のアスリートの私生活がここまで大々的に報じられることは異例で、改めて大谷の注目度の高さをうかがわせた。

 父親となり、今後はプレーへの好影響も期待される。出産に立ち会うため、「父親リスト」に入って欠場したのはわずか2試合。カリフォルニア州ロサンゼルスからテキサス州アーリントンへの“弾丸移動”を経て、20日(同21日)のレンジャーズ戦からチームに合流した。このスピード復帰も試合にかける思いの表れだろう。2児の父でもあるロバーツ監督も「パパ・ストレングス(力)は実際に存在する」と“父親パワー”の爆発に胸を躍らせていた。

 そんな大谷は米国ファンからこんなニックネームで呼ばれている。「ボール・マグネット」だ。

 ネーミングのきっかけは、今季初の先頭打者アーチを放った16日(同17日)のロッキーズ戦。右翼席上段へ448フィート(約137メートル)の特大弾をたたき込み、ダイヤモンドを一周して三塁側の自軍ベンチに戻ると、大谷は腰掛けながら捕手のバーンズと笑顔で会話を始めた。

 すると、そこへ次打者・ベッツが放ったファウルボールがすっ飛んできたのだ。ベンチに打球が飛び込むことはあるが、三塁側に入るのは左打者の打ち損じやカットしたものがほとんど。右打者のベッツの打球が飛んでくるなど、さすがに想像していなかったのだろう。大谷はおどけた表情を見せると、背中に当たった痛みを感じさせることなく、最後は自身の化粧品CMにちなんだ「デコルテポーズ」を決めて笑い飛ばした。

 三塁ベンチにいながら右打者が引っ張った打球が当たる珍事に、ファンは「ボールを吸い寄せるとはマグネットのようだ」などとSNSやネット上で大盛り上がりとなったわけだ。

 この現象は、英字新聞として世界最多の発行部数を誇る「タイムズ・オブ・インディア」にも取り上げられた。「大谷翔平はユーモラスな体験をし、ファンの笑いを誘った。この出来事からファンは冗談めかして『ボール・マグネット』と呼んでいる」と報じられた。

 言われてみれば、大谷は磁石のように人々の興味を引きつけるだけでなく、圧倒的な実力で地位と名声を得た上、真美子夫人に続いてコウノトリまで運んできた。今後も失投を防ぎたい相手投手のボールもストライクゾーンに吸い寄せ、特大アーチを量産していくに違いない。