悲惨な〝ムエンゴ地獄〟はどこまで続くのか――。西武は22日のロッテ戦(ZOZOマリン)に延長10回の末、1―2のサヨナラ負け。2連敗で通算成績を9勝10敗とし、借金1に戻った。最後は一死満塁から守護神・平良海馬投手(25)がロッテ・中村奨に155キロの直球を中前にはじき返され、5日ぶりの借金生活に逆戻りした。
この日も勝てなかった。2023年9月10日以来、590日ぶりの勝利を目指した先発・高橋光成投手(28)は初回、ネビンの適時打でプレゼントされた先制点を〝お守り〟に6回90球を投げ、6安打1失点(自責点0)と粘投。6回二死一、二塁のピンチで寺地の遊撃内野安打を処理しようとした滝沢の一塁送球がそれる間に二走・角中が生還し、1―1の同点に追いつかれ、これが唯一の失点となってしまった。
結局のところ勝利の女神から見放され続けている状況は何も変わらず、右腕は13連敗を含む20試合未勝利と不名誉な記録を更新するハメになった。降板後の高橋は「球数は多くなってしまいましたが、最少失点で投げ切れた点では試合を作ることができたと思います。風がかなり吹いている中での投球でしたが、うまく適応しながら投げられました」。
努めてポジティブに振り返っていたとはいえ、果たして打線の援護が初回の先制点のみだった点は、内心穏やかでいられたのかどうか。10回のイニングを通してロッテ5投手の前に散発2安打に抑えられた味方打線との歯車は、明らかにかみ合っていなかった。
今季、高橋が登板した4試合での打線の援護点はわずか計4点。昨季登板15試合で11度もあった「無援護試合」は今のところ1試合とはいえ、この〝打線とのかみ合い〟こそが勝利への大きな課題であり、事実上のウイークポイントとなっていることは誰の目にも明白だ。












